世界規模での視覚障がい者支援を目指して
IBF Foundationが、視覚障がい者向けのブラインドサッカーを支援する「Let’s Play! Grant Programme, supported by MOTHERHOUSE」の募集を開始しました。このプログラムは、新たにブラインドサッカーに取り組もうとする団体に対し、必要な用具を提供することで、この競技の普及を図るものです。
プログラムの背景と成果
「Let’s Play! Grant Programme」は、2021年に初めて実施され、以来これまでに51か国で96団体が支援を受けてきました。指定された用具には、ボールや練習用のアイマスクが含まれており、応募団体には費用負担なくこれらが提供されます。
今回の支援は、アジア6か国でバッグやアパレルを製造する株式会社マザーハウスによるものであり、特に「途上国から世界に通用するブランドをつくる」という理念に基づいています。これは、ブラインドサッカーの普及とともに、視覚障がい者の生活の質を向上させるための新たなアプローチを提供することを目的としています。
マザーハウスとの連携
株式会社マザーハウスとの関わりは、2016年に同社が開催した「マザーハウスカレッジ」にブラインドサッカー選手が参加したことから始まりました。その後、視覚障がい者へのヒアリングを通じて共同開発されたバッグシリーズは、様々な活動を通じてブラインドサッカーへの支援を続けてきました。この活動の一環として、売上の一部が寄付される形で視覚障がい者への支援が行われています。
IBF Foundationは、2019年の設立以降、マザーハウスからの継続的な寄付を受けており、今年度からはこの寄付の大部分を本プログラムに充てることを決定しました。視覚障がい者がサッカーを通じて自己表現し、社会に参加する機会を増やすことを目指しています。
対象団体の募集
IBF Foundationが求める対象団体には、ブラインドサッカーのチームやクラブ、盲学校、視覚障がい者を支援するNGOなどが含まれます。また、特に青少年育成や女子ブラインドサッカーに焦点を当てたプロジェクトが優遇されます。初めて本プログラムに応募する団体には優先的に支援が行われます。
申込期間とスケジュール
申請書の受付は、2023年8月17日から始まり、9月28日午前9時(日本時間)まで受け付けられます。期間中は、プログラムや申請書に関する質問も受け付けています。採択された団体には、10月19日午前9時(日本時間)までに通知され、11月16日までに競技用具が発送される予定です。
地域への貢献
IBF Foundationとマザーハウスの連携は、地域における視覚障がい者のエンパワーメントに繋がります。事業を通じて、視覚障がい者のニーズに応じた競技の普及が進むと同時に、より多くの人々がブラインドサッカーを体験することが期待されます。これにより、視覚障がい者への理解と支援の輪が広がり、多様性のある社会の実現に寄与します。
ブラインドサッカーの特性や魅力を広め、視覚障がい者の活躍できる場を増やすこの試みは、スポーツの力を用いた社会的課題の解決に向けた一歩となります。