沖縄県初導入!放課後等デイサービスの新たなリハビリ環境とは
沖縄の那覇市で、放課後等デイサービス「kukuna」が新しいリハビリテーションのスタイルを導入しました。それは、株式会社デジリハが開発したリハビリDXツール「デジリハ」です。このツールの導入により、重症心身障がい児に特化した支援を受ける子どもたちが、どこでも、いつでも、楽しみながらリハビリを受けることができる環境が整いました。
デジリハの目的と特徴
「デジリハ」は、障害児者とその支援者の潜在能力を引き出すために開発されたデジタルリハビリツールです。理学療法士などの専門職の力を借りずとも、誰でも簡単に利用できるという特徴があります。これにより、専門家不足という深刻な問題に対処し、全ての子どもたちが質の高いリハビリを受けられる環境を実現します。
デジリハの最大の魅力は、そのシンプルさと楽しさです。デジタルアートを使用したアプリケーションは、ゲーミフィケーションが組み込まれており、遊ぶ感覚でリハビリを進めることができます。これにより、子どもたちは自らリハビリに興味を持ち、「やりたい!」という意欲を引き出されるのです。
kukunaでの活用例
上地幹大氏が代表を務める「kukuna」では、デジリハの導入を決定した背景には、子どもたちの可能性を引き出す強い意志があります。特に、Moffバンドを使ったアプリ「きらきらジュエリー」では、バンドを動かすことで画面に宝石が降ってくる仕組みがあり、子どもたちが自分自身で動かす喜びを感じられるよう工夫されています。
「やった!自分で動かせた!」という成功体験は、子どもたちにとって自信となります。職員たちもこの達成感を共に味わうことで、より高いモチベーションで支援が行えます。さらに、子どもたちの小さな反応にも新たな発見があるため、支援者としてのやりがいも感じています。
新たなリハビリ環境の展望
今後は「デジリハACADEMY」と題し、ワークショップを通じてさらなる活用法を探る予定です。加えて、使用データを蓄積してリハビリの効果を科学的に評価するシステムも開発中です。これにより、どんな地域でも質の高いリハビリを誰でも提供できる社会の実現が見込まれています。
株式会社デジリハのビジョン
「障害に左右されない未来を実装する」というミッションのもと、デジタルアートを駆使した「リハビリDX」ツールを展開し、全国130に及ぶ施設での導入が進んでいます。デジリハは、目の前の子どもたちの成長を見守りながら、より広い視野で障害児者のリハビリ環境を変革し続けることでしょう。
リハビリを単なる行程とするのではなく、楽しみながら行える新しい方法として、沖縄の「kukuna」が道を切り開いています。リハビリへの新たなアプローチが、全国に広がっていくことを期待したいです。