津軽塗の未来へ
2025-08-08 10:28:57

津軽塗の伝統を未来へつなぐプロジェクトが始動

津軽塗の新しい挑戦:未来を切り開くクラウドファンディング



津軽塗は、東北地方・青森県弘前市に根付いた伝統の技術によって作り出される漆器で、その独自性と美しさから多くの人々に愛されています。長い歴史を誇る津軽塗の製造を行う株式会社たなか銘産が、2025年8月12日より、ソニー銀行の投資型クラウドファンディング「Sony Bank GATE」において新たな出資募集を開始しました。これは青森県内の企業にとって初めての試みであり、その注目度も高まっています。

たなか銘産の歴史と挑戦



たなか銘産は1947年に創立され、津軽塗の伝承と革新を目指して事業を展開しています。創業以来のモットーである「時代に合わせて変化していくことこそ伝統」を胸に、同社は新しい技術や価値観を取り入れながら真摯にものづくりに取り組んでいます。

同社の製品は伝統的な箸や汁椀に留まらず、iPhoneケースやフォトフレームといった現代的な雑貨や文房具にも及び、多様なラインナップを展開しています。2020年には「さわって楽しむ」をテーマに手触り感を大切にした漆器製品「さわるツガルヌリ」を発表し、特に若い世代からの支持を得ることに成功しました。この商品の人気は、漆とガラスの新しい融合を感じさせるものであり、アート性を高めた「ゆいぬり」というプレミアム版も発売し、好評を博しています。

透ける津軽塗の革新



さらに2023年には、漆の透過性を活かした「透ける津軽塗」を発表。この新素材「透漆(すきうるし)」を用いることで、光を表現することが可能となり、業界からの注目が集まっています。多くの問い合わせが寄せられ、今後の展開に大きな期待が寄せられる状況です。

ソニー銀行が理念する持続可能な社会



ソニー銀行は、社会的課題を解決する企業とその活動を支援したい顧客との橋渡しを行うことで、より良い社会の実現を目指しています。今回のクラウドファンディングはその一環で、環境への配慮や地域振興を目的としています。出資の最低額は10,000円で、募集総額は5,000,000円を目指しており、多くの人々の参加が期待されています。

今後の展望



たなか銘産の岡田晋一社長は、津軽塗を未来へと継承しながら、新しい市場への進出を目指しています。伝統を守ることはもちろん、新たな挑戦を続けることで、津軽塗の可能性を広げ、地域の価値を高めていく考えです。これにより、一層多くの人々に津軽塗の魅力を知ってもらい、さらなる発展を遂げることを目指しています。

まとめ



津軽塗という伝統的工芸品が新たな形で未来を目指す姿は、多くの人々に感動を与えることでしょう。新たな挑戦を受け入れつつ、地域と文化を大切にしながら進むたなか銘産の活動から目が離せません。投資型クラウドファンディングを通じて、応援の輪が広がることを期待しましょう。


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会社情報

会社名
ソニー銀行株式会社
住所
東京都千代田区内幸町2-1-6
電話番号

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