サグリの新機能『Carbon Plan AI』
サグリ株式会社はこのたび、同社が提供している脱炭素算定デジタルプロダクト『SagriVision』に新機能『Carbon Plan AI』を追加したことを発表しました。この新機能は、科学的に検証された土壌炭素動態モデルを活用し、農地のカーボントレーサビリティを支援します。農業の持続可能性向上に寄与するこのシステムは、営農シナリオに基づき将来の土壌有機炭素の変化を予測することが可能です。
新機能の仕組み
『Carbon Plan AI』は、特に再生型農業シナリオに立脚しており、カバークロップの導入、作物残渣管理、施肥の適切な配分、耕起強度の低減などの施策を合成的に考慮します。これにより、農地ごとに土壌有機炭素(SOC)の貯留量や温室効果ガスの削減量、および炭素クレジットの創出ポテンシャルをシミュレーションする機能を持っています。
開発の背景
近年、土壌炭素を活用したカーボンクレジットは、気候変動対策の一環として世界から注目を集めています。しかし、VCS VM0042などの方法論に基づくプロジェクト開発には高度な専門知識が求められ、クレジット創出量の見通しを立てるのが難しいという課題がありました。『Carbon Plan AI』は、このような課題を解決するために設計されたフィージビリティ評価ツールです。
主な特徴
1.
再生型農業シナリオに基づくSOC将来予測
『Carbon Plan AI』では、各種の再生型農業実践に基づいた土壌有機炭素の変化を予測します。また、土壌炭素動態モデル「RothC」を利用することで、農地における営農の変化がもたらす影響を詳細にシミュレートすることが可能になります。
2.
炭素クレジット創出ポテンシャルの自動算定
現行慣行に対する改善シナリオのSOC推移を自動で試算し、その差分をもとに炭素クレジットの創出可能性を評価します。これにより、大規模農業法人やプロジェクト開発者は、投資判断や営農転換の優先順位付けを合理的に進めることができます。
SagriVisionの役割
SagriVisionは、土壌炭素プロジェクトのライフサイクル全般をカバーする脱炭素算定プラットフォームです。『Carbon Plan AI』の導入によって、フィージビリティ評価からクレジット創出までの一連の工程を統合的に支援します。
詳細は
SagriVisionの公式サイトで確認できます。
今後の展望
今後は、さらに多様な営農シナリオの導入や、衛星データによる営農実践の検証機能の向上を進める予定です。また、ブラジルやウクライナといった地域への展開も視野に入れ、持続可能な農業と環境再生に貢献していきます。
お問い合わせ
国内外での連携や実証、サグリのソリューションに興味を持たれている企業や団体の皆様は、ぜひお気軽にご連絡ください。問い合わせ先は、
[email protected]です。
サグリ株式会社について
サグリ株式会社は、2018年に兵庫県で創業したインパクトスタートアップです。AIを活用した衛星データ解析を中心に持続可能な農業の実現を目指し、地球環境問題への対応を図っています。具体的には、耕作放棄地を見つけ出すアプリや作物種の特定を行うサービスなど、様々なデジタルプロダクトを展開。最近では国からの支援を受け、ビジネスの拡大を図っています。
ださいに当社は以下の認証を受けています
- - 【農林水産省・経済産業省】令和4年度の中小企業イノベーション創出推進事業に採択
- - 【経済産業省】J-Startup, J-startup Impactに選出
- - 【内閣総理大臣賞】第6回宇宙開発利用大賞において受賞
会社概要
- - 会社名: サグリ株式会社
- - 本社: 兵庫県丹波市氷上町常楽725-1
- - 設立日: 2018年6月14日
- - 代表取締役CEO: 坪井俊輔