幼児教育の新たな形が誕生
2025年4月、株式会社城南進学研究社と株式会社幼児教育実践研究所こぐま会が業務提携を結び、新しい教育ブランド「こぐまのおけいこ」が開校します。この提携により、未就学児向けの教育サービスとして、先進的な指導法を取り入れたプログラムが提供されることとなります。
提携の背景
城南進学研究社は1961年に創業され、35年以上にわたり「生徒第一主義」を掲げ、多様な教育コンテンツを展開しています。こぐま会は1983年に設立し、約40年の実績を持つ幼児教育専門の企業で、特に「KUNOメソッド」という独自の指導法が注目されています。このメソッドは、幼児期の子どもたちに小学校以降の学びの基礎を築くことを目的にした教育手法です。
共働き世帯の増加や教育改革が進む中、幼児教育のニーズは高まり続けています。この背景を受け、両社は共に高品質な教育を提供するために業務提携を決定しました。
KUNOメソッドの特徴
こぐま会が開発した「KUNOメソッド」は、知的好奇心を刺激する「事物教育」と、思考力を育む「対話教育」という二つの柱から成り立っています。このメソッドでは、早期に知識を詰め込むのではなく、遊びや体験を通じて子どもたちが自ら考える力を育てることに重きを置いています。これにより、彼らの将来に向けた能力を引き出し、無限の可能性を拓く土台を形成します。
提供される教育サービス
新ブランド「こぐまのおけいこ」では、少人数制のクラスでの学びが特徴です。1クラスは最大4名までで、子どもたちの個々の成長に配慮したカリキュラムが展開されます。レッスンは年間42回、1回60分のプログラムが計画されています。
開校予定と対象
「こぐまのおけいこ」は、城南コベッツ教室内で開校し、対象年齢は年長の子どもたちです。今後は年少や年中の生徒も順次受け入れていく予定です。子どもたち一人ひとりが自分のペースで学べる環境が提供されることで、彼らの自然な成長と学びの意欲が育まれることが期待されています。
幼児教育の未来
現代の幼児教育は、ただ知識を詰め込むだけでなく、社会性や協調性、思考力を養うための場としての役割が求められています。新しい「こぐまのおけいこ」の設立は、幼児教育市場に新たな価値をもたらし、子どもたちが心豊かに成長できるようにサポートすることを目指しています。両社が目指す「幼児期の正しい基礎教育」を広める取り組みに、多くの期待が寄せられています。
この提携を通じて、多くの子どもたちに質の高い教育が届けられることを願っています。