ドローンで土量管理
2024-12-23 11:31:46

株式会社ミライト・ワン、遠隔監視ドローン活用の土量管理改革を実現

土量管理の新時代を切り拓く



株式会社ミライト・ワンは、通信建設業界のリーダーとしての地位を確立しつつ、革新的なテクノロジーを活用して土量管理の効率化に挑戦しています。特に、グループ企業である西武建設との共同作業によって、荒川第二調節池の工事現場での遠隔監視ドローンを利用した新たな取り組みが注目を集めています。

このプロジェクトでは、遠隔監視ドローン「Skydio Dock for X2」に加え、3D点群データの自動生成技術を組み合わせることで、土量管理の省力化と迅速化を実現しました。出発点として、従来の手動測量では、そのプロセスに10人の労力が必要とされました。しかし、新たなシステムでは、たった0.5人の労力で行えるようになり、その生産性は大幅に向上したのです。

革新的な土量計測方法



一般的に土量管理においては、手動による測量作業が多く、人手がかかりません。従来のドローンを使った手法もまた、操縦者と補助者が現場で操作する必要があり、依然として効率に課題がありました。今回のプロジェクトでは、遠隔操作によってドローンを飛行させ、そのデータをリアルタイムで収集する仕組みによって、これらの問題を一掃しました。

具体的には、従来の手動測量と比較して1/20という作業時間の短縮を可能にしています。また、遠隔からのドローン操縦により、現場への人員派遣の必要がなくなり、コスト削減にも繋がるという利点も揃っています。これにより、現場での作業環境が一新され、その安全性も確保されています。

Wi-Fi環境の構築とテクノロジーの融合



ミライト・ワンは、ドローンの飛行やデータ収集をしたクラウド基盤と結びつけ、高度なWi-Fi環境を現場に展開しました。この環境には、長距離かつ広範囲をカバーできる「DX Wi-Fi®」が用いられ、ドローンが飛行する高さ70m、敷地面積500m×70mの範囲においても常時接続を維持することが可能となりました。

この高度な接続性によって、ドローンからのデータが安全にかつ迅速にクラウド上にアップロードされ、さらに専用のソフトを使用し3D点群データが自動的に生成される仕組みが整っています。このプロセスには、アマゾン ウェブ サービス(AWS)を利用し、優れたセキュリティをもたらしています。また、これらの技術は、DX(デジタルトランスフォーメーション)やGX(グリーントランスフォーメーション)に向けた取り組みにも必須の要素となっています。

未来へ向けた取り組み



ミライト・ワンは、今回のプロジェクトを踏まえ、今後もドローン技術の開発に力を入れる「ドローン測量競争力強化プロジェクト」を始動させています。これにより、施工管理や維持管理の効率化も期待されており、関係者間での情報共有が円滑に進むことが予想されます。

このような取り組みは、単に土量管理の効率化にとどまらず、未来の建設現場における新たなスタンダードを形成することに寄与するでしょう。ミライト・ワンは、今後もこのフィールドでの革新を続け、より良い社会の形成に貢献していく姿勢を見せています。


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会社情報

会社名
株式会社ミライト・ワン
住所
東京都江東区豊洲5-6-36
電話番号
03-6807-3111

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