琵琶湖の恵みを受けたデータサイエンス米
琵琶湖の最上流、滋賀県高島市マキノ町の棚田から、特別なお米が登場します。DAS LABが推進する「データサイエンス米」が、その名も『DAS Rice Mark』の取り組みの一環として販売されます。この新しい米は、ただの食材ではありません。環境や生産過程、そして生産者の思いをデータとして可視化し、消費者が「お米」を選ぶ際の新しい指標を提供するものです。
環境の恵みと正確なデータ
滋賀県の棚田で育てられるこの米は、清らかな水と豊かな自然環境が育んだものです。その棚田は、琵琶湖の「はじまりの水」が流れる地域に位置し、昼夜の寒暖差が生まれる山あいの環境が特徴です。これにより、お米本来の甘みや旨みが引き出されているのです。また、農薬や化学肥料を使わず、丁寧に育てられているため、安心して口にすることができます。
“ハイパー・トレーサビリティ”を実現
DAS Rice Markは、米づくりのプロセスを全て公開する新しい取り組みです。QRコードを通じて、消費者は以下のような情報を簡単にアクセスできます。
- - 水温・気温・風などの環境情報:田んぼの環境がどのようであったか。
- - 生育の状態:いつ、どのように育ってきたのか。
- - 収穫後の土壌や食味:お米を食べるための重要な要素。
- - 栽培方法:持続可能な農業を実現するための実践。
- - 田植えから収穫までを追った映像:実際に作物が育つ様子をリアルタイムで見られます。
このようなデータがあることで、私たちは安心してお米を選ぶことができるのです。今の時代、SNSや情報が錯綜する中で、“信じられる農”を目指すことが、いかに重要かをDAS LABは示しています。
購入方法と販売概要
この特別なお米は、12月13日から東京農工大学のNOKOマルシェで対面販売される他、オンラインでも購入可能です。以下は販売概要です。
日時:2025年12月13日(土)
会場:東京農工大学
商品:在原データサイエンス米(2合300g)
価格:1,000円(税込)
備考:数量限定で、炊きたてご飯の試食も提供予定です。
URL:
在原データサイエンス米穀店
内容:2合パック(数量限定)
価格:1,000円(税込)
備考:送料は別途必要。
代表者の想い
DAS LABの代表、神野恭光氏は「私たちの目指すのは、“誰がどのように育てたのか”を知ることができる新しい体験です。この数年間にわたる実験を経て、私たちはデータと透明性が新たな“信頼”を生む可能性があることを感じています」と話します。この試みは、小さな一歩かもしれませんが、それが新しい形の信頼や安心感を提供することにつながると、強く信じています。
DAS LABの活動
DAS LABは、データとアート、サイエンスを融合させたプロジェクトで、地域の未来を共創することを目指しています。滋賀県を中心に、環境データの可視化、学習プログラム、水や農業に根ざした地域モデルづくりを進めています。今後も新たな取り組みを通じて、地域の価値を高める活動を続けていくことでしょう。