ダイレクトクラウド、フォルダ表示上限を大幅拡張
株式会社ダイレクトクラウドは、法人向けクラウドストレージ「DirectCloud」で使用される仮想ドライブアプリ「DirectCloud ドライブ」において、1つのフォルダ内で最大30,000件のファイルやフォルダを表示できる機能を追加しました。この機能は、2026年9月の公開が予定されています。
課題の解消
従来のDirectCloud ドライブでは、フォルダ内のファイル表示上限が5,000件でした。この制限により、大量のファイルを保持する企業は、クラウドへの移行に際してフォルダを分割し、ファイルを再配置するという手間が必要でした。特に、図面や画像、帳票、スキャンデータなどの大量データを扱う企業では、この課題が顕著でした。この新機能により、企業はフォルダ構成を大きく変更することなく、スムーズにクラウドへ移行できるようになります。
アップデート内容
DirectCloud ドライブの新バージョン4.1.0以降では、ユーザーはワンクリックで最大30,000件のファイルを表示できるようになります。この拡張機能により、既存のフォルダ構成を維持したまま、大規模なフォルダの管理が可能になります。これにより、移行に際しての負担が軽減され、特に部署や案件、年度といった利用者にわかりやすい単位でのフォルダ設計が可能になります。
機能拡張によるメリット
1.
クラウド移行が容易に: 移行前のフォルダ分割やファイル再配置が不要になるため、スムーズなクラウド移行が実現します。
2.
作業の軽減: 利用部門への説明やショートカットの変更といった作業負担が軽くなります。
3.
ユーザーの利便性向上: 利用者が理解しやすい単位でフォルダを設計でき、業務効率が向上します。
4.
移行障壁の低減: 大量のファイルがあることを理由に移行を躊躇する必要がなくなります。
表示性能の向上
新機能の導入に際して、ダイレクトクラウドでは、1フォルダあたり30,000件のファイルの表示に約20秒かかることを確認しています。従来の5,000件表示では約3秒と、ファイルサーバーに近い速さでの表示が可能です。ユーザーが快適に利用できるよう、日常的に使用するフォルダは業務単位や年度単位で整理することが推奨されています。
DirectCloud ドライブの主な機能
DirectCloud ドライブは、WindowsエクスプローラーやmacOS Finderから、従来のファイルサーバーと同様の感覚で操作可能です。以下の主な機能も備えています。
- - フォルダ表示の高速化: 一覧キャッシュ機能により、フォルダの表示速度が向上します。
- - 分割転送: 大容量ファイルの分割転送および中断後の再開転送が可能です。
- - 排他制御機能: Officeファイルの重複編集を防止します。
- - オフライン利用: 特定の重要ファイルやフォルダのオフラインアクセスができます。
- - セキュリティ機能: ランサムウェア対策が標準装備されています。
利用が期待される分野
この新機能は、製造業の図面管理、建設業の現場写真、メディアの画像・動画素材、医療・研究データ、請求書や証憑の管理など、大量のファイルを保存・閲覧する業務において特に活用される見込みです。ダイレクトクラウドは、ファイルサーバーのクラウド移行からデータ活用までを支援し、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。
会社概要
ダイレクトクラウドは東京都港区に所在し、2004年に設立されました。代表取締役は安 貞善氏です。資本金は4,000万円で、クラウド環境での安全なファイル共有とハイブリッドワークスペースの提供を行います。また、生成AIを活用してデータを効率的に管理できるインフラも提供しており、データのライフサイクル管理や長期バックアップ等をサポートし、企業のデータ管理を包括的に支援しています。