Relicが名古屋市のイノベーションプログラムに採択
株式会社Relic(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:北嶋貴朗)は、名古屋市が実施する「令和7年度 名古屋市イノベーション創出促進プログラム『TRY』」において、重点(VC)枠の実施事業者として採択されたことを発表しました。これによりRelicは、新規事業開発支援の新たなプログラム「NAGOYA TRY CATAPULT」を開始します。
プログラム開始の背景
名古屋圏ではスタートアップの創出が活発化していますが、支援プログラムが審査重視型となる傾向があり、挑戦の機会が限られているという問題があります。そのため、Relicは「プログラム起点」ではなく「課題起点」での支援を実践してきました。昨年度より、40社以上への直接出資を行い、VCとしての視点を取り入れた支援体制を整えています。
NAGOYA TRY CATAPULTの概要
「NAGOYA TRY CATAPULT」は、Relicがこれまで培った新規事業開発のノウハウを活かし、スタートアップ創出から事業化までを包括的にサポートするプログラムです。対象は事業会社や大学、自治体、起業家などで、アイデアの具体化から市場投入まで、無償で支援が行われます。メンターによる個別サポートや専門的なレクチャーが提供され、地域のスタートアップエコシステムを強化します。
支援内容は、アイデアの具体化、プロトタイピング、資金調達など多岐にわたります。プログラムの期間は採択後約6ヶ月を予定し、参加者には明確な志と公序良俗に反しないかぎり、定員は設けず支援が行われます。
Relicのこれまでの支持活動
Relicは従来、ベンチャーキャピタル(VC)としてのブランドを前面には出さず、事業共創の一環として自社資本での出資を行い、約40社のスタートアップに対して支援をしてきました。また、日本ベンチャーキャピタル協会(JVCA)の正会員としても認識されています。今回の名古屋市の重点(VC)枠に採択されたことは、その活動が公的に評価されたといえる成果です。
スタートアップ支援の必要性
名古屋市は「モノづくりの都」として知られ、自動車や航空宇宙、ロボティクスといった先進的な産業が集積しています。しかしながら、これからの時代には新しいビジネスモデルやアイデアが求められています。Relicは、こうした背景を踏まえ、地域のスタートアップを支援することで、次世代のイノベーション創出に寄与していきます。
今後の展望
金子佳市執行役員は、昨年度評価を受けたことを感謝しつつ、今後も「実行を見据えた伴走」に注力し、スタートアップのための資金調達と事業開発を支援し続けることを決意しています。名古屋市を中心に、東海エリアでの革新的な挑戦を前進させ、挑戦者が持続的に挑戦できる環境を育てていく姿勢を示しています。
以上、Relicの採択を受けた新たな支援プログラム「NAGOYA TRY CATAPULT」によって、新規事業の創出と発展が加速することが期待されています。