EIZO Visual Systemsが社会インフラの維持管理を支援
石川県白山市に本社を構えるEIZO株式会社は、東京都品川区の株式会社日立システムズが提供する「CYDEEN 映像データ利活用システム」に、自社開発の映像利活用システム「EIZO Visual Systems(EVS)」が採用されたことを発表しました。このシステムは、社会インフラの維持管理を支援し、現場業務の改革に寄与することを目的としています。
1. 増大する社会課題との向き合い
近年、道路や橋、トンネルなどの社会基盤は老朽化が進み、トンネル崩落や道路陥没などの事故が発生しています。こうした問題は人命に関わる深刻なものであり、少子化による技術者不足も影響しています。そのため、効率的で安全なインフラ管理体制の構築が急務となっています。
2. 「CYDEEN 映像データ利活用システム」とは?
日立システムズが開発した「CYDEEN」は、社会インフラを監視するための映像データを統合・分析し、劣化や不具合を早期に発見できる仕組みを提供します。これにより、安全性や業務効率の向上を実現し、現場で働くフロントラインワーカーをサポートします。
3. EIZO Visual Systemsの特長
EVSは、EIZOグループが開発した各種ハードウェアと独自のソフトウェアを組み合わせたシステムです。これにより、老朽化したインフラの問題を解決し、持続的な社会構築に貢献します。
4. EVSの役割
EVSは、以下の3つの主要機能を提供します:
- - 映像統合:さまざまな監視カメラから得られる映像を統合し、PCを使用せずに一括管理できます。
- - 映像共有:高精細な映像を、インターネットを介さずに端末間で直接共有することで、リアルタイムな情報のやり取りを実現します。
- - 映像鮮明化:あらゆる映像信号をリアルタイムで鮮明化し、困難な現場での監視や保全作業をサポートします。
5. 今後の展望
EIZOは、EVSを通じて社会インフラのさまざまな課題にアプローチし、さらなる進化をもたらすことで持続可能な社会の実現を目指します。日立システムズとの連携により、今後も新たな技術革新を推進していく予定です。
お問い合わせ
EIZO株式会社 EVS V&S事業推進部
TEL:03-5764-3401
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