竹製アメニティが話題!
2023-02-06 10:00:01
旅館組合が共同購入!環境に優しい竹製アメニティが注目を集める!
旅館組合が共同購入!環境に優しい竹製アメニティが注目を集める!
有馬温泉旅館協同組合は、環境対策として、竹製アメニティの共同購買事業を開始しました。2022年に施行されたプラスチック資源循環促進法や、アフターコロナの観光業におけるSDGsへの関心の高まりを受け、組合ではワンウェイプラスチックの削減を目指し、竹製アメニティの導入を決断しました。
有馬温泉は、竹細工の歴史が深く、竹林が豊富なエリアです。環境対策品として、竹歯ブラシを旅館アメニティとして使用する事は、自然な流れだったと言えるでしょう。しかし、当初は、竹製歯ブラシはプラスチック歯ブラシに比べて高価であるという課題がありました。
そこで、有馬温泉株式会社の小山代表は、自ら国内の竹歯ブラシメーカーを探し、直接交渉を行いました。その結果、高品質で低価格な竹製アメニティを製造しているアステップグループ・日本竹一番と出会い、旅館アメニティの組合共同企画が実現しました。
今回の取り組みでは、組合で竹歯ブラシのデザインを統一し、一括発注・購入することで、コストダウンを実現しました。また、従来の『歯ブラシ+歯磨き粉』セットの常識を覆し、『歯ブラシ』と『歯磨き粉』を別置きにすることで、連泊時の環境負荷を軽減する仕組みを導入しました。
竹歯ブラシは、連泊でも耐えうる強度と耐久性を持ち、高級感も兼ね備えているため、宿泊客にも好評です。さらに、箱入りにすることで、旅の思い出として持ち帰る宿泊客も増えています。
組合主導の共同購買が実現した背景
有馬温泉旅館協同組合では、以前よりシャンプーや化粧品などの消耗品、土産店の和菓子などを、地域共通規格としてデザイン・製造発注し、共同購買を行ってきました。
旅館単独では割高になってしまう消耗品を、組合組織が中心となって共同購買することで、大量の商品を一度にまとめて仕入れることができ、仕入れコストを削減できるというメリットがあります。また、どの旅館に行っても統一感のあるデザインが置かれていることで、地域の一体感の創出や宿泊客へのブランディング効果も期待できます。
今後の展望
今回の取り組みは、有馬温泉の環境対策だけでなく、日本の観光業界全体における環境配慮型への意識改革を促すものとして注目されています。
今後、竹製アメニティの導入は、全国の旅館やホテルに広がっていくことが予想されます。また、環境負荷の軽減だけでなく、地域資源を活用した新たな観光商品の開発にもつながっていくことが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社日本竹一番
- 住所
- 東京都中央区銀座1-28-15鈴木ビル4F
- 電話番号
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