新たな命が誕生!アムールトラの赤ちゃんがサファリワールドに登場
和歌山県白浜町に位置するアドベンチャーワールドでは、2025年6月6日から、1歳のアムールトラの赤ちゃん2頭の一般公開が始まります。これにより、訪れる人々はサファリワールド内で、かわいらしい子どもたちの姿を間近で観賞できる特別な機会を手にします。
アムールトラ2頭の成長過程
この2頭は、生後3か月からサファリワールドでの生活に向けての練習を重ね、ついに一般公開の運びとなりました。アムールトラは世界的に絶滅の危機に瀕しているため、その存在は貴重です。これらの子どもたちは、国際的な動物園連携によって育てられ、繁殖も行われています。
アムールトラ一般公開の詳細
- - 開始日: 2025年6月6日(金)
- - 公開時間: 午前10時40分~午後3時30分(当日の開園時間により変更の可能性あり)
- - 場所: サファリワールド肉食動物ゾーン「トラエリア」
- - 観覧方法: ケニア号にご乗車の上、観賞可能です。
観覧にあたっては、天候や動物たちの体調によって中止や見えにくい場合があることを理解し、美しい2頭の姿をお楽しみください。
アムールトラの背景と保護活動
1980年頃までに、西洋の動物園からの捕獲がなくなったアムールトラですが、彼らの生息地域であるシベリアや中国東北部では生息数が減少。現在、野生では500頭ほどしか確認されていません。アドベンチャーワールドでは、2008年から国際的な種管理計画(GSMP)に参加し、種の保存と繁殖を目指しています。
特に、アムールトラの寿命は飼育下で20〜25年とされ、母親から独立するまでの成長過程が重要です。赤ちゃんたちは生後10日ほどで目を開くものの、離乳したり狩りの訓練を受けるのには時間がかかります。
繁殖への取り組み
アドベンチャーワールドでは、1994年からアムールトラの飼育を開始し、これまでに18頭の赤ちゃんが誕生してきました。最新の繁殖では、2024年5月に新たな2頭が誕生し、現在も他の動物たちと開催されるサファリワールドで元気に成長しています。
これからもアムールトラの瞳に宿る未来への希望を感じながら、訪れる人々へ特別な体験を提供していくことでしょう。アムールトラの赤ちゃんたちが皆さんをお待ちしております。
最後に、アムールトラは皮革や骨が取引されるため密猟の被害にも困っており、それが彼らの生息数に悪影響を及ぼしています。動物たちの保存活動には私たちの応援も必要です。ぜひアドベンチャーワールドを訪れて、彼らの未来に貢献してください!