日本の家と非日常
2025-11-07 11:25:41

「SO 上質な日本のすまい4」が描く非日常空間の魅力とは

新刊「SO 上質な日本のすまい4」の魅力



新建新聞社が11月18日にリリースする「SO 上質な日本のすまい」シリーズの最新号は、注目のテーマ「非日常空間の愉悦」に焦点を当てています。この号では、日常生活の中で感じることのできる特別さを、建築家・中村拓志の作品を通じて探求していきます。彼が手がけた住宅事例を通じ、非日常的な空間がどのように私たちの日常を豊かにするのかを考えます。

非日常空間の愉悦



巻頭特集として、中村拓志による「北庭の家」が紹介されています。この住宅は、上下に日本庭園が配置されており、伝統的な美しさと現代的な空間設計が見事に調和しています。特に、北向きの室内にはやわらかな自然光が差し込み、垂木天井が内外をつなぐ役割を果たしています。これにより、訪れる人々は、日常から解放される瞬間を感じることができるのです。

建築家が描く非日常



中村拓志の住宅設計では、自然との融合や余白を大切にする姿勢が強調されています。彼が提案する非日常空間は、質感や光と影の移ろいを尊重し、居住者の生活の中に新たな気づきと豊かさをもたらします。庭からの借景や四季の変化が、住まいに奥行きを与え、室内と外が穏やかに連携する様子が描かれています。また、茶室やサウナ、趣味のガレージが自然に溶け込むことで、生活に静かな非日常が寄り添う様子も特集されています。

さまざまな事例



特集の中では、横内敏人の「美濃の家」、伊礼智の「琵琶湖湖畔の家」、堀部安嗣の「軽井沢の家Ⅸ」、手嶋保の「船橋の家」、中倉康介の「時を囲む家」といった住宅事例が紹介されています。これらの作品は、それぞれ異なる方法で日常生活に非日常を取り入れる工夫がなされています。

第2特集では、建築家・谷尻誠が提唱する「自然に還るバスルーム設計」が注目されています。シンプルなバスタブやシャワーを基本にし、空間を自由に構成することで、心地よさを追求するその思想に迫ります。彼の手がけたサウナなど、実例を通じたデザインのアプローチも紹介されています。

地域に根ざした工務店の事例



また、地域に密着した工務店の住宅プロジェクトも多く掲載されています。スタイリッシュな和モダンの家や、伝統的な和風住宅、独自のリノベーション事例を通じて、豊かな暮らしの実現に向けた住まいの可能性を探ります。中村建築工房、KEN建築工房など、数多くの工務店の手仕事が息づく住まいが紹介されており、工務店のこだわりが詰まった魅力的な空間が広がります。

書誌情報と購入方法



この「SO 上質な日本のすまい4」は、A4変形サイズで256ページ、価格は3300円(税込)です。書籍は全国の書店およびAmazonで購入可能で、在庫がない場合はお取り寄せもできます。

新建新聞社の公式ウェブサイトにも情報が掲載されています。非日常空間について考え、美しい日本の住まいを感じ取れる貴重な一冊をぜひ手に取ってみてください。

会社情報

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