環境に優しい包装紙「LIN-TE」の誕生
2023年11月1日、東日印刷株式会社(以下TONICHI)とハヤシ・アンド・カンパニーは新たにサステナブルなオリジナル新聞包装紙「LIN-TE」を発表しました。この取り組みは、新聞印刷で発生する残紙を活用することで、環境保護と資源の有効活用を両立させる革新的な商品となっています。
サステナブルな取り組みの背景
TONICHIは東京都江東区に本社を構える新聞印刷会社で、1日最大430万部の新聞を生産しています。しかし、印刷に使用するロール状の紙はどうしても使い切れず、残紙が発生していました。この残紙を無駄にせず、新たな価値を付けることで資源を最適化したいというアイデアから、ハヤシ・アンド・カンパニーが「このロール紙を活用して新たな商品を作ろう」という提案をしたのです。これにより、サステナブル商品の開発が始まりました。
ユーザーの声を反映した試作
発売に至るまでには、ユーザーの声を反映しながら雑貨店やアパレルブランドへの試験導入が行われました。この試行は、包装紙としての実用性やデザインの評価、コストパフォーマンスについての直接的な反応を得るためにも重要でした。結果として、ユーザーから高評価を受け、正式に「LIN-TE」のサービスが開始される運びとなりました。
オリジナルデザインと企業PR
「LIN-TE」の特徴の一つは、クライアントの要望に応じたカスタマイズ可能なデザインです。本物の新聞のように、商品や会社紹介をまるで記事のように掲載することもでき、TONICHIの新聞印刷の技術を活かした柔軟な対応が魅力的です。また、環境に配慮した包装紙を導入することで、導入企業は自らのSDGsへの取り組みを効果的にアピールすることも可能となります。
今後の展望
この「LIN-TE」は、一般的な包装紙の代替だけでなく、サステナブルな商品として多様な活用が期待されています。特に、デザイン性を高めたオリジナル包装紙は、贈り物や特別な商品に最適です。今後も、環境に優しい実践を推進する中で、各企業とのコラボレーションを通じて「LIN-TE」の認知度をさらに高めていく方針です。
コラボレーションの証「SDGsパートナーシップ協働宣言」
TONICHIとハヤシ・アンド・カンパニーは、SDGs(持続可能な開発目標)に向けた取り組みを加速させるため、6月に「SDGsパートナーシップ協働宣言」を締結しました。この提携によって、より良い地球環境の実現に向け、新たなサステナブル商品開発を両社で推進することを約束しています。
まとめ
サステナブルなオリジナル新聞包装紙「LIN-TE」は、全く新しいアプローチを追求することで、環境への負担軽減と企業のPR機会を両立させることに成功しています。環境問題が深刻化する中、この革新的な製品の今後にはますますの期待が寄せられています。ぜひ、「LIN-TE」を通じて、サステナブルな未来に一緒に取り組んでいきましょう。