Braze、2025年度第3四半期の業績概要
アメリカに本社を置くカスタマーエンゲージメントプラットフォーム「Braze」(NASDAQ: BRZE)は、2024年10月31日に終了した会計年度の第3四半期業績を発表しました。Brazeの共同設立者兼CEOであるビル・マグナソン氏は、「私たちは、Brazeをクロスチャネル顧客エンゲージメントプラットフォームのリーディングカンパニーとして維持するために、製品やエコシステム、市場開拓に着実な投資を続けています。その結果、第3四半期も高い収益成長を実現しました」と述べています。
財務ハイライト
第3四半期の売上高は前年同期の1億2,400万ドルから1億5,210万ドルに増加し、22.7%の成長を達成しました。この成長の主な要因は、新規顧客の獲得やアップセル、既存顧客からの更新によるものです。サブスクリプション収入も前年比で顕著な増加を見せ、1億4,630万ドルに達しました。
さらに、GAAPベースの売上総利益率は69.8%、非GAAPベースでは70.5%となりました。顧客のドルベースの正味継続率は113%となり、50万ドル以上の年間経常収益(ARR)がある顧客の継続率も116%に達しました。
成長戦略
最近のビジネスハイライトとしては、イオンフィナンシャルサービスやCrumbl Cookies、LUSH Cosmeticsなど多岐に渡る新規顧客の獲得に成功しています。また、ラスベガスで開催された年次カンファレンス「Forge 2024」には1,000人以上が参加し、Brazeの魅力に触れる機会を提供しました。このほか、BrazeAI™エージェント「プロジェクトカタリスト」の発表が注目を集めています。
今後の見通し
Brazeは2025年度第4四半期のガイダンスも更新し、さらなる成長を目指しています。でも、この予測は株式報酬に関連する費用が影響しているため、GAAP基準では不確実な要素があることにも留意が必要です。
企業の成長について
Brazeは、カスタマーエンゲージメントの領域で多くの業界から認められており、2024年のGartner® Magic Quadrantマルチチャネルマーケティングハブ部門で2年連続のリーダーに選出されています。そして、Deloitteが選ぶ2024年の北米における急成長企業の一つにも選ばれました。これにより、Brazeは業界内での地位をさらに強固なものにしています。
まとめ
Brazeは顧客体験の向上に向けて引き続き革新を追求し、成長を続けていくことで新たなステージへと進もうとしています。今後の展開にますます注目が集まるでしょう。