鳴川研究室が受賞
2022-12-10 09:55:24
慶応大学鳴川研究室、斬新な飛沫防止パーテーションでグッドデザイン賞入選
慶応大学鳴川研究室が手がけた新たな飛沫防止パーテーション『Artition』が評価を受ける
慶応大学環境情報学部、鳴川研究室の山下麗さんを含む学生たちが、グッドデザイン・ニューホープ賞を受賞しました。彼らが手がけた飛沫防止パーテーション『Artition』は、機能性だけでなく美しさも兼ね備えた建築的プロダクトです。この画期的なデザインは、実用性と芸術性を融合させた成果として評価されています。
グッドデザイン・ニューホープ賞とは?
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン・ニューホープ賞」は、学生と新卒者向けに設けられた新たなデザイン賞であり、若い世代のクリエイティブ活動を支援することを目的としています。応募対象は、大学や専門学校での課題制作や卒業制作、自主研究プロジェクトなど、学業で実施したデザインが含まれています。
この賞が新たに創設されたことにより、デザインの未来を担う若者たちが自己的な視点で社会的な課題に取り組む機会が提供されることになります。
鳴川研究室の革新的なデザイン
『Artition』は、大日化成工業株式会社との共同開発によって生まれた製品です。このパーテーションは、飛沫防止に特化しておりながらも、視覚的にも美しい点が特徴です。フレームレスのデザインは圧迫感を軽減し、まるでガラスのような透明感を持っています。今回の受賞において、審査委員からも「構造美をもった美しいプロダクト」と高く評価されています。
製品の素材には、人工大理石とアクリルが使用されており、しなやかな曲面デザインが飛沫防止効果を最大化しています。特に、アクリルパネルの曲面は、イメージされる「アート」の一部として空間に溶け込み、それによって全体の質感を向上させています。また、安定した自立性も備えており、使用場面に応じた多様な組み合わせが可能です。
実用的かつ美しい『Artition』
『Artition』は、アフターコロナ時代において、長期間使用可能なパーテーションとしても注目されています。デザインは、育まれた研究活動の延長線上に位置し、単に飛沫を防ぐための物ではなく、空間を美しく整えるための重要な要素であるといえます。
製品の販売価格は、3万円から10万円(税別)で、カラーバリエーションも用意されており、顧客のニーズに応じたカスタマイズが可能です。このように、アートとしても機能する新しい形の防護アイテムは、家庭やビジネス環境での需要を高めています。
まとめ
鳴川研究室が開発した『Artition』は、機能性だけでなく、芸術性にも注目が集まる製品です。グッドデザイン・ニューホープ賞の受賞を契機に、今後も学生たちが世の中の課題に挑戦し、高いクリエイティビティを発揮することが期待されます。
会社情報
- 会社名
-
大日化成工業株式会社
- 住所
- 東京都杉並区和泉4-47-15
- 電話番号
-
03-3313-5245