菊川市が取り組む再生可能エネルギー供給の新たな展開

菊川市の再生可能エネルギー供給プロジェクト

静岡県菊川市が地域経済の活性化や環境負荷の低減に向けた新たな取り組みとして、電力供給のスタイルを変えるプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、市民に親しまれている施設である「菊川文化会館アエル」と「菊川市棚草最終処分場浸出水処理施設」の2箇所に、再生可能エネルギー由来の「RE100電気」が供給されます。

事業の背景

この取り組みは、鈴与商事株式会社と菊川市が協力して推進したもので、地域のエネルギーを地産地消することを目指しています。供給される「RE100電気」は、市内の小水力発電所から生成される電力と非化石証書を組み合わせたもので、県内初の官民連携による電力供給となります。

環境負荷の低減と経済活性化の狙い

菊川市は、この電力供給によって単なる温室効果ガスの削減を狙うだけでなく、市民や地元企業の温暖化対策への意識向上を図ります。市としての先進的な取り組みを周知させることで、地域の環境への理解を深める狙いがあります。

今後、菊川市ではこの取り組みを引き続き検証し、対象となる施設の拡大を考えるとしています。新たなエネルギー供給モデルの確立に向けて、さらなる再生可能エネルギーの普及を促進する意向が見えます。