おいしいごはんの研究
2026-09-15 15:24:07

象印マホービンと東京農業大学の共同研究成果報告会の様子と未来への展望

象印マホービンと東京農業大学の共同研究



2026年9月7日、東京農業大学世田谷キャンパスにて、象印マホービン株式会社と東京農業大学による記者説明会が行われました。このイベントでは、両者が20年以上にわたって取り組んできた「おいしいごはん」に関する共同研究の成果を振り返り、今後の米食文化の展望について議論されました。

共同研究の背景



この共同研究は、2005年からスタートし、米の食味や炊飯技術の向上を目指してきました。東京農業大学の辻井良政教授は、米飯の食味形成に関する化学的な側面を詳しく解説。一方、当社の第一事業部長である宇都宮定は、炊飯ジャーの技術革新について語りました。

米の品質と味わいを科学する



辻井教授は、地球温暖化が米の品質にどのように影響を与えるのか、そしてその対策として新たに開発されている「鉄高含有米」などの技術を紹介しました。
また、「炊飯」の化学的なメカニズムについても触れ、圧力をかけることで甘み成分の一つである「還元糖」が増加することを証明しました。これによって、象印マホービンの炊飯ジャーは順次進化を遂げており、ますますおいしいごはんが炊けるようになっています。

おいしさの追求と新技術



宇都宮は炊飯技術に関する独自のアプローチとして、「大火力ユニット」を紹介。これは強火を維持しながらも吹きこぼれを防ぐ技術であり、うまさを引き出すためには重要な要素です。
また、「甘み」と「弾力」を両立させることがいかに難しいかを語り、これを解決するために辻井教授との共同研究で得られた温感物性測定の成果が欠かせないことを示しました。

20年の信頼関係と今後の展望



イベントの後半では、三嶋企画部の進行により、20年にわたる共同研究の成果や今後の目標についてのトークセッションが行われました。宇都宮は当初は開発方針を社内で決定する難しさがあり、そこで東京農業大学の専門知識に頼ったことが発展のきっかけだったと振り返ります。
辻井教授も、この取り組みが数値化できる客観的データをもたらしたことが、両者の信頼関係を強固にしたと強調しました。

さらに、辻井教授は気候変動への適応について言及し、新たな品種が登場してもそれを美味しく炊き上げる技術が必要であると認識しています。「どんな品種や気候でも最高に美味しいごはんを炊く技術が、今後の米食文化を守る鍵になる」と語り、宇都宮もこのビジョンに同意しました。

結論



このようにして、象印マホービンと東京農業大学の共同研究は、ただおいしいごはんを追求するだけでなく、現代の課題にも挑戦する努力を続けているのです。未来の米食文化を豊かにするため、両者の挑戦は今後も続いていくことでしょう。


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会社情報

会社名
象印マホービン株式会社
住所
大阪府大阪市北区天満1丁目20番5号
電話番号

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