イタセンパラ保全活動
2025-07-11 10:47:52

ジェックス、イタセンパラの生息域外保全に挑む新たな一歩

ジェックス、イタセンパラの生息域外保全に挑む新たな一歩



アクアリウム用品のメーカーとして高いシェアを誇るジェックス株式会社が、国の天然記念物であり、国内希少野生動植物種である「イタセンパラ」の飼育を始めました。この取り組みは、地域の環境保全団体である大阪府立環境農林水産総合研究所との連携に基づくもので、2025年7月には「おおさか生物多様性リンク」の署名式が予定されています。

イタセンパラとは?



「イタセンパラ」は淀川に生息する小型の淡水魚で、美しい青色と独特な生態で知られています。淀川の「シンボルフィッシュ」として親しまれるこの魚は、美しい姿だけではなく、非常に限られた生息環境に依存しており、絶滅の危機に瀕しています。そのため、生息域外保全が急務となっています。

新たな保全活動のスタート



ジェックス株式会社は、「このやさしさを人と社会へ」という理念を掲げ、これまでも生物多様性の保全に対する取り組みを進めてきました。イタセンパラの飼育開始は、文化庁および環境省からの正規の認可を受けたもので、企業としての社会的責任を果たす一環となります。

社長の五味宏樹氏は、「イタセンパラの保全活動に協力できることを非常に光栄に思います」とのコメントを寄せており、今後もペット業界を通じた社会貢献を続ける意向を示しています。

生物多様性の重要性を啓発



ジェックスは、イタセンパラの飼育を通じて、生物多様性保全の重要性を広く伝える活動を進めていく計画です。特に、ペットとしての終生飼育の重要性や、安易な野外放流が生態系に与える影響についても啓蒙していくことを目指しています。

この取り組みは、単にイタセンパラの保護に留まらず、自然環境を守るための意義深い活動として、多くの人々に共感を呼び起こすことが期待されています。

おおさか生物多様性リンクの共創



「おおさか生物多様性リンク」は、環農水研生物多様性センターとさまざまな団体が連携し、生物多様性の保全を推進するための取り組みです。今回の活動を通じて、ジェックスはこのリンクの重要な一員となり、相互協力によって、さらなる啓発活動を展開することを目指しています。

最後に



イタセンパラの生息域外保全に取り組むジェックス株式会社の活動は、企業が環境保全に貢献できる新しいモデルとなることでしょう。今後も、同社の活動に注目が集まることは間違いありません。生物多様性の保護は、私たち一人ひとりが意識して行動すべき重要なテーマであり、今後の進展に期待が寄せられています。


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会社情報

会社名
ジェックス株式会社
住所
大阪府東大阪市今米1-14-5
電話番号
072-966-0053

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