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オンラインでつながる助産師と親たち

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの自治体や病院では両親学級の中止や延期が余儀なくされました。その影響で、妊婦や育児中の親たちの不安が一層増していました。このような状況を打開するため、「じょさんしonline」の代表、杉浦加菜子氏が呼びかけ、約200名の助産師が活動を開始しました。これが「じょさんしonline緊急企画～コロナに負けないぞ～」です。

この企画には、1624組の申し込みがあり、全84講座のオンライン両親学級と相談会がZoomを使って実施されました。助産師によって行われたこの取り組みは、オンラインでありながらも参加者の不安を軽減し、安心感を提供しました。

コミュニケーションの重要性

参加者にアンケートを実施したところ、約9割が「不安から安心に変わった」と回答しました。受講前は、不安を感じる人が64.2%と多くを占めていたのですが、受講後にはわずか1.8%にまで減少したことがわかりました。これは、助産師のサポートがオンラインでも有効であることを示しています。

参加者の感想の中には、「自分の子育てを応援してくれている人がいる」という温かいメッセージがあったり、他の妊婦たちとの対話を通じて、孤独感が和らいだという声も多くあります。夫婦で受講することで、夫も育児に対して積極的にサポートしようとする姿勢を見せたとのことです。

長期的な支援の展望

じょさんしonlineでは、今後もコロナ禍の影響を受けずに、世界中の親たちに対して安定した支援を続ける考えです。国内外の助産師がオンラインでの講座や個別相談を展開し、妊娠や育児に関する情報提供を行います。

助産師の役割の再認識

この緊急企画を通じて、助産師という職業が持つ重要性が改めて認識されました。特に在宅育児が多くなるこの時期には、助産師の存在が心強い支えとなることでしょう。オンライン形式であっても、助産師とのつながりによって、親たちが安心して子育てに取り組むことができる環境が整いつつあるのです。

これからも、妊娠や子育てに関する援助を提供し、家族が健康で幸せな生活を送れるよう、じょさんしonlineが中心となり活動を続けていくことが期待されます。コロナ禍という未曾有の事態に対して、助産師たちが新しい形での支援を実現したことは、今後の育児支援のモデルケースともなり得るでしょう。

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