プライム企業メイコー、アスエネのCDP支援でスコアアップを達成

株式会社メイコーは、1975年に創業し、スマートフォンや車載機器などに使用されるプリント基板の設計・製造を行う企業です。国内外の多くの企業と取引をし、成長を続けている中、最近大きな成果を上げました。それは、アスエネ株式会社が提供するCDP回答コンサルティングを導入し、スコアを向上させたという事例です。

メイコーが抱えていた課題と背景

メイコーは、社会的責任を果たすため、特に欧州の取引先からの要請に応じてCDP（Carbon Disclosure Project）の回答を求められるようになりました。しかし、2022年度には初めての回答で評価が「D-（マイナス）」という結果になり、ステークホルダーからの信頼に影響する可能性があったため、改善が急務でした。加えて、サステナビリティに関する専門部署が存在せず、CDP回答業務を社長室の一名が担当している状況では、効率的なプロセスを構築することが難しいを実感しました。

アスエネとの連携

このような状況の中、メイコーはアスエネのCDP回答コンサルティングを採用。このコンサルティングの主な強みは、的確な改善指導と迅速なサポートが挙げられます。

的確な改善指導とサポート

アスエネのコンサルタントは、CDP回答に必要な情報や記述のポイントを詳細に指導し、実践的なフィードバックを提供してくれました。これにより、質問の趣旨に沿った記述方法や、企業の事業特性に基づいた定量的データの提示方法を習得し、記述の不備を補うことができました。また、各項目が矛盾しないように整理する方法も学べたことが大きな収穫です。

企業に寄り添ったサポート

コンサルティングでは、メイコーの内部の体制やリソースに合わせた支援が行われました。特に、自社の限られたリソースでも対応可能なサポート体制は、メイコーの状況にぴったりでした。そして、個別の相談に対して迅速な対応が得られたことで、確実にスコアの向上につながるようなきめ細かなサービスが受けられました。

得られた成果と今後のビジョン

CDPコンサルティングの導入によって、メイコーはスコアアップという具体的な成果を達成しました。2023年度のCDPの気候変動分野のスコアは「C」に向上し、新たに提出した水・セキュリティ分野でも「B-（マイナス）」を獲得しました。この結果は、CDP回答の記述不足が解消されたことによるものです。

今後、メイコーはScope3を始めとするサプライチェーン全体のCO2排出量の見える化を進め、サプライヤーとの関係構築や協力体制を一層強化していく方針です。また、CDP回答の内容はコーポレートレポートにも活用し、サステナビリティ経営をさらなる高みへと進めていく事を目指します。

アスエネも、企業の脱炭素経営を後押しするために、CDP回答支援やサステナビリティ領域のコンサルティングサービスを強化していく意向を示しています。これにより、メイコーを含む多くの企業が持続可能な未来へ向けた一歩を踏み出すことが期待されます。