沖縄初のインパクトファンド設立の背景
沖縄県において、社会課題解決に向けた新たな試みとして、インパクトファンドが設立されました。このファンドは、沖縄の課題を解決する社会起業家やスタートアップを支援し、地域の持続可能な発展を目指すものです。運営は「うむさんラボ」によって行われ、地域の特性に応じた金融サービスが展開されます。
ファンドの概要
ファンド名は「カリーインパクト&イノベーション1号投資事業有限責任組合」とし、運用総額は約2億円を見込んでいます。運用期間は10年間で、投資可能期間は5年間となっています。このファンドは、沖縄の地域課題を解決すべく設立されたものであり、特に雇用や環境問題、エネルギー問題などに対応する企業に対して資金面でのサポートを行う予定です。
地域課題に応える
沖縄が抱える社会課題には、低所得や貧困、さらに環境問題や基地問題などが存在しています。沖縄特有の課題を解決するためには、地域の起業家の育成や事業開発が不可欠です。ファンドは、こうした起業家の成長を後押しし、地域の未来を支える基盤を作る役割を担っています。
インパクト評価の重要性
このファンドは、資金提供のみならず、企業がどのように社会的影響を与えているかを評価する仕組みも整えています。インパクトパートナーの「SIIF」と連携し、社会的インパクト評価・マネジメント(IMM)を行うことで、出資先の社会的効果を可視化し、持続可能な成長を促進します。これにより、沖縄の経済活動と社会的責任が深く結びつくことが期待されています。
参加する企業
このファンドの無限責任組合員には、「うむさんラボ」のほか、県内外から注目の企業が名を連ねています。たとえば、「琉球銀行」や「ウエダ本社」といった企業は、デジタルデザインや社会貢献の観点からもファンドに参画し、技術や資金でのサポートを通じて地域課題に取り組んでいきます。
投資家の参加を呼びかけ
ファンド設立は、社会起業家だけでなく、地域を支援したいと考える投資家にも大きなチャンスを提供します。2023年12月末を目指し、ファンドの趣旨に賛同する投資家を募集中です。地域の明るい未来を作るためには、多くの人々の協力が不可欠です。声を上げて行動することで、沖縄の発展を共に支えていきましょう。
うむさんラボの取り組み
「うむさんラボ」は、社会的なインパクトを持つ事業の支援を行う会社として、沖縄に地域密着型のビジネスモデルを提供しています。今後もアカデミーやワークショップの開催を通じて、起業家の育成に取り組み、地域の発展に寄与する皆様を支え続ける方針です。これからの沖縄にとって、まさに必要なファンドと言えるでしょう。
お問い合わせ
このファンドへの参加や面談を希望される起業家は、
こちらのページからお問合せいただければと思います。沖縄の未来を共に切り開く仲間をお待ちしています。