疾走感横溢!ドイツ・ミステリの新作『17の鍵』が発売決定
この冬、多くの読者の注目を集めるドイツ・ミステリの新作『17の鍵』が、1月30日に東京創元社から刊行されることが決まりました。著者マルク・ラーべによるこの作品は、彼の代表作である〈刑事トム・バビロン〉シリーズの第一弾となります。
読者を引き込む緊迫感
『17の鍵』の舞台は、早朝のベルリン大聖堂。そこで発生した殺人事件は、恐ろしい様相を呈していました。丸天井の下に吊るされていたのは、女性牧師の死体。何が起こったのか?そして、その首には「17」と刻まれた鍵がかけられています。この鍵の正体や、過去の事件とどのように絡んでいるのか、物語は読者を一瞬たりとも離さない、驚きと緊張感に満ちた展開が待っています。
このキーワードとも言える「17」、一見するとただの数字ですが、物語の核心に迫る鍵となっていることは間違いありません。トム・バビロン刑事がどのようにしてこの謎を解き明かしていくのか、期待が寄せられています。
斬新な視点と確かな筆力
著者マルク・ラーべは、ケルン出身の作家。彼は大学では演劇や映画、そしてドイツ文学を学びましたが、早くから映像制作会社を設立し、数々の作品に携わってきました。彼の持つ斬新な視点と確かな筆力が、本作でも存分に発揮されています。2012年に発表したデビュー作「Schnitt」、そしてその後の作品が次々とベストセラーリストに名を連ねるなど、確固たる地位を築いてきた彼です。
先読み読者の興奮の声
ちなみに、本作の刊行前に先行して読んだ読者たちの間でも、高評価が続出しています。特に、「読み始めたら止まらない」、「息を飲むような展開に引き込まれた」というコメントが目立ち、早くもミステリファンの心をとらえています。読者の期待を裏切らない作品に仕上がっていることは、間違いありません。
続編の発売も決定
『17の鍵』はシリーズ第一弾に過ぎません。続編として2月28日に発売される予定の『19号室』にも大きな期待が寄せられています。このシリーズがどのように進化していくのか、今から目が離せません。
書誌情報
- - タイトル: 17の鍵
- - 判型: 創元推理文庫(M)
- - ページ数: 558ページ
- - ISBN: 978-4-488-22904-7
- - Cコード: C0197
- - 定価: 1,430円(税込)
- - 装画: チカツタケオ
- - 装幀: 大岡喜直(next door design)
マルク・ラーべの才能を感じさせる『17の鍵』、冬の夜にじっくりと楽しむのに最適な一冊です。ミステリファンは必ず手に取っておきたい作品となることでしょう。