営業のプロを育てる!新刊『新人営業は23日で決まる』が示す新たな教育法
企業における営業職の早期離職の問題は、今や多くの企業にとって頭の痛い課題です。日本の新入社員は、従来の方法では育ちにくくなっているとの声も聞かれます。そんな中、営業研修を専門とする株式会社セールスアカデミーの代表、宮脇伸二氏が新たに発表した書籍『新人営業は23日で決まる』は、営業教育における新しい視点を提供しています。
営業のOSとは何か?
著者は、その中で「営業のOS」の重要性を強調しています。これは、営業を行う上での基本的な考え方や価値観のことを指します。具体的には「営業とは何か」「なぜ働くのか」「誰から評価されるのか」といった根源的な問いに対する理解です。このOSが存在しない状態では、どれほど優れた技術やスキルを身につけても、実際の営業現場ではうまく活用できないとしています。
23日間でのカリキュラムを徹底公開
本書の注目すべきポイントは、23日間という短期間で行う詳細なカリキュラムが公開されていることです。初日に「社会人としての心構え10ヶ条」を教え、最後の日は「S1グランプリ」においてロールプレイングを行うまで、順を追った実施内容が詳しく記載されています。これにより、企業は自社の研修内容との比較もでき、導入のヒントを得ることができます。
離職率の改善実績
また、著者の会社は実際に研修の成果を証明しており、ある建設会社では新入社員研修を見直した結果、入社3年以内の離職率が60%から30%に改善されたとのこと。このような実績を元に、具体的な改善策を示すことができるのが本書の魅力です。
現代の新人に必要な指導法
さらに、著者は今の新人に対してもっと寄り添ったアプローチが必要だと語ります。単に褒めるのではなく、彼らの不安に寄り添いながら育てることが大切であると示唆しています。このように、新たに求められる指導法は、「甘やかさない」と「パワハラ」との違いを理解することが不可欠とされています。
学ぶべき「熱・考・動」の理念
宮脇氏は自身の経営理念として「熱・考・動」を掲げており、これは営業の本質を成す3つの要素です。「熱」は情熱を持って臨む姿勢、「考」は戦略的に思考する力、そして「動」は実際に行動に移す力を示しています。この理念が営業職の成長を促し、企業の成長にも寄与するという信念のもと、教育プログラムが展開されています。
まとめ
『新人営業は23日で決まる』は、新人教育の新しいスタンダードとなりうる一冊です。営業のプロを育てるためには、ただスキルを教えるだけでは不十分であるという視点から、根本的な価値観や考え方を育む方法を提示しています。営業職に従事する方々や、教育に携わる人々にとって、ぜひ手にとってほしい一冊です。