Black Duck Suite™バージョン6
2011-06-08 15:11:30
Black Duck Suite™バージョン6、最新機能を搭載してOSSマネジメントを革新
ブラック・ダック・ソフトウェア社が新たにリリースしたBlack Duck Suite™の最新版、バージョン6が2023年6月末に登場しました。この新バージョンはさまざまな革新をもたらし、OSSマネジメントを一新します。特に注目されるのは、ソースコード検出機能を持つBlack Duck Protex™の強化であり、これにRapid ID™という新機能が追加されたことです。特にRapid ID™は、OSSコンポーネントの検知と確認作業を自動化することが可能で、従来のマニュアル作業を大幅に削減します。これにより、ユーザーは複数の自動化アルゴリズムを設定するだけで、効率的に作業を進めることができるようになりました。さらに、バージョン6は従来の製品と比べて検知速度が10倍に向上し、生産性が飛躍的に増しました。
また、バージョン6はOSSデータベースであるKnowledgeBase™も強化され、登録されるOSSプロジェクトは50万件以上、ライセンス数も2,000を超え、1,000億ライン以上のOSSソースコードを網羅しています。これにより、開発者はより多くの情報を元に判断を下すことが可能となり、開発プロセス全体が効率化されます。
加えて、同社はOSS総合情報サイトOhlohの強化にも着手しています。Ohlohは2006年に開設されたFOSSパブリックディレクトリであり、ブラック・ダックはこのプラットフォームを用いて開発コミュニティへの貢献を図る方針です。この取り組みの一環として、OSSソースコードの検索サイトKoders.comとの統合や、様々なOSSプロジェクトを評価するための指標の追加など、機能を拡張し続けています。新たな比較機能や品質評価のメタデータも導入予定であり、開発者同士の交流やOSSコンテンツの質向上を図ります。
さらに、Black Duck Suite™のユーザー向けにAndroidライセンスマネジメントプログラム「Android Fast Start」もリリースされました。このプログラムは、Androidの新バージョンがリリースされると同時に、全てのAndroidコンポーネントの正確なライセンス情報をオンラインで更新し、開発者が即座に開発に取り掛かれるようにします。これにより、ライセンス順守やコンプライアンスの強化が図られ、Android開発プロセスがスピードアップします。
このように、Black Duck Suite™バージョン6はOSSマネジメントにおける革新を促進し、開発者にとっての大きな助けとなるでしょう。同社はこれらの新機能を通じて、真のOSSマネジメントのリーダーを目指していく姿勢を示しています。これからもBlack Duck Softwareの動向から目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
ブラック・ダック・ソフトウェア株式会社
- 住所
- 東京都千代田区九段北4-1-31吉田ビル3F
- 電話番号
-
03-3288-2420