医療DX/AIの未来を支える新会社「AIHOBS」の誕生

医療AIプラットフォーム技術研究組合（通称HAIP）は、医療機関や介護施設が、安心して医療DXおよび医療AIサービスを利用できるような環境を整えるべく、2025年4月11日に「株式会社AIHOBS」を設立しました。この新会社は、HAIPが長年にわたり蓄積してきた知見と技術を基にしています。

「AIHOBS」の設立の背景

HAIPは2019年から医療AIプラットフォームの社会実装に向けた取り組みをスタートし、2021年4月には法的な枠組みのもとで正式に設立されました。その背景には、内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム（SIP）第二期でのプロジェクトがある。これにより、医療機関、企業、アカデミアと協力して、医療AIの研究開発を行ってきました。

これまでの研究成果をもとに、HAIPは新たに「AIHOBS」を通じて、医療現場でのAI技術の実用化をより効率的に進めることを目指しています。AIHOBSは、様々なAI技術を活用したソリューションを開発し、医療機関のニーズに応えることに特化しています。

どのようなサービスを提供するのか？

AIHOBSは、画像解析や生成AI技術を利用した多様なソリューションサービスを医療現場に提供することを考えています。これにより、医療従事者の負担を軽減し、患者の安全性を向上させる機能を持ったプラットフォームを提供します。また、医療機関が簡単に導入できるような安全なネットワークを構築することにも注力しています。

さらに、AIHOBSはAI技術のセキュリティ部分にも焦点を当てており、情報の安全を確保したまま医療DX/AIを利活用できる体制を整備しています。

今後の展望

HAIPは、今後も日本医師会AIホスピタル推進センターや、各種企業、アカデミアとの連携を強化し、研究成果を社会に還元するためのエコシステムを構築していきます。これにより、医療現場の効率化や質の向上を図り、よりよい医療の提供を目指しています。

新たに設立された「AIHOBS」は、未来の医療を支える重要な役割を果たすことが期待されています。AIの力を駆使して、安全で便利な医療サービスを実現し、患者や医療従事者にとってより良い環境を提供することが目的です。