青森放送が業務効率化を実現するデジタル推進の成功事例
青森放送株式会社(RAB)は、報道部門の業務負荷を大幅に軽減するためにデジタル化を推進しました。そこで、株式会社ヘプタゴンが開発した文字起こしツール「dahande(ダハンデ)」が大きな役割を果たしました。このサービス導入により、報道現場での作業時間が最大で3分の1に短縮されたといいます。
背景と課題
青森県を対象とする日本のローカル局であるRAB青森放送は、従業員の働き方改革の一環として業務のデジタル化に取り組んでいます。具体的には、報道部門では収集した情報の文字起こし作業が必須ですが、これが記者にとって大きな負担となっていました。特に選挙期間中などは、その負担が顕著で、残業や精神的なストレスの原因になっていました。
ヘプタゴンの役割
ヘプタゴンは、RABのニーズを受けて報道現場の業務フローを分析し、その結果を基にプロトタイプを開発しました。このプロジェクトでは、Amazon Bedrockというプラットフォームを利用し、生成AIを組み込んだ文字起こしツール「dahande」の実装を行いました。
「dahande」との出会い
RAB青森放送の報道部、髙嶋様と内山様は「dahande」の導入によって、報道取材後の文字起こしに要する時間が大幅に削減され、記者は負担から解放されたと述べています。特に、選挙取材など深夜まで続く作業については、記者が日付をまたぐことなく帰宅できるようになったとのことです。
具体的な効果
1. 作業時間の大幅短縮
「dahande」の導入によって、文字起こし作業にかかる時間は最大で3分の1まで短縮されました。これにより、記者は一から文字起こしを行う負担から解放され、より効率的な働き方が実現しました。
2. 精度とスピードの向上
報道現場では、取材した内容を正確に文字起こすことが求められます。これに対処するため、dahandeはタイムコードを自動で付与する機能を持っており、情報の正確性を保ちながら作業を進めることが可能になりました。
3. 信頼感を与えるヘプタゴンのサポート
ヘプタゴンの開発メンバーは、放送業界のニーズを理解しているため、コミュニケーションが非常に円滑です。この点がRABにとって大きな信頼感を生んでいます。要件が柔軟に変わる中でも、ヘプタゴンと連携を取りやすいため、非常にお互いに好影響を与えるプロジェクトとなっています。
今後の展望
RAB青森放送は「dahande」の導入によって、他の地方放送局にもこの成功事例を横展開し、放送業界全体の業務改革につなげることを目指しています。ヘプタゴンは、引き続きRABのパートナーとしてデジタル化を進め、放送業界の可能性を広げるサービスを提供し続ける予定です。
このプロジェクトは、地方発のデジタルトランスフォーメーションがもたらす未来のひとつのモデルケースとも言えます。ヘプタゴンの取り組みが、青森放送のみならず、他の業界にも波及していくことが期待されます。