中小企業の貿易支援を進める「おまかせ貿易」の新たな展開
株式会社STANDAGE(東京都港区)は、2024年11月25日から中小・中堅企業向けの貿易支援サービスの名称を「まるなげ貿易」から「おまかせ貿易」に変更します。この変更は、国内企業の海外進出を手助けする新たな一歩です。
背景と目的
スタンデージは、近年の円安の影響を受け、貿易に対する需要が高まっています。同社は、ブロックチェーン技術とステーブルコインを利用した新しい貿易決済システムの開発に取り組んでおり、これにより国内の貿易市場をより活性化させようとしています。「おまかせ貿易」というブランドへの変更は、この流れの一環です。
具体的な成果
このサービスの提供が始まったのは2年前であり、これまでに250社以上の中小企業が契約しました。導入初年の終了時には100社、次年度には150社に達し、現在はその数を大きく上回っています。これは、スタンデージの貿易支援が多くの企業に受け入れられていることを示しています。
サービスの特徴
「おまかせ貿易」は、企業の商社式販路開拓と多様なオンライン販路開拓を融合させた仕組みが特徴です。大規模な貿易取引が成立するまでのステップで、越境ECやSNS、ライブコマースを利用し、徐々に小規模の売上実績を積み上げることができます。このような支援は、経験豊富な商社人材と市場に精通したマーケティングチームによって実現されています。
中小企業は長期的な投資判断が難しい場合が多く、スタンデージのサービスは彼らから強い支持を集めています。特に、不確実性の高い状況下での海外取引の実現に向け、効果的な販促手法を提供することが、同社の重要な役割です。
今後の展望
スタンデージは、「おまかせ貿易」を通じてサービスの普及拡大を図り、今後も国内企業の輸出支援に注力していきます。これにより、世界および日本の貿易市場のさらなる成長と地方創生に貢献していく方針です。
会社の紹介
株式会社STANDAGEは2017年3月に設立され、そのビジョンは「すべての国が、すべてのモノに、平等にアクセスできる世界の実現」です。このビジョンのもと、新興国市場での貿易活動を展開しています。ナイジェリアに拠点を設置し、アフリカ市場への進出も果たしています。
特に貿易決済に関わるシステムだけでなく、販路開拓や国際物流など、貿易全体のデジタル化を進めるための開発も行っています。中小企業がより活発に海外市場に進出できるよう、今後もそのサポートを続けていくことでしょう。