ACCESS Europe、IBC2024で革新映像ソリューションを発表

ACCESS EuropeがIBC2024で革新映像ソリューションを発表

ACCESS Europe GmbHは、2024年9月13日から16日までオランダ・アムステルダムで開催される国際映像・放送機器展「IBC2024」において、画期的な動画技術とコンテンツソリューションのデモンストレーションを行うことを発表しました。これにより、放送局や動画サービス事業者、テレビおよび自動車メーカーは、新たなサービスの導入や顧客とのエンゲージメントを強化する機会を得ることができます。

具体的には、ACCESS Europeは「NetRange」ブランドでの各種ソリューションを展示予定です。その中の一つが「ACCESS Twine™ Micro Client」です。このソリューションは、クラウドベースのビデオオンデマンド（VoD）やOTTサービスを提供することで、従来のSTBをスマートテレビとして活用できる環境を整えます。欧州で初めてこの革新的なデモを行うことで、業界に新たな風を吹き込むことが期待されています。

次に「NetRange TV Store」が紹介されます。これにより、スマートテレビメーカーやODMは、グローバルにライセンス取得されたコンテンツをワンストップで手に入れ、消費者にとっての最適なスマートテレビ体験を実現します。IBC2024では、FASTチャンネルやクラウドゲーミングの統合機能など、新しい特徴を披露します。この「NetRange TV Store」は、パートナー企業に新市場での展開を支援するため、コンテンツの多様化と拡充を続けています。

また、ACCESSは生成AIを活用したユーザーエクスペリエンス（UX）の向上についても展示します。AI技術により、テレビや自動車、その他のデバイスでの利用者体験がどのように改善されるかが示され、特に未来のソリューションへの期待が高まっています。

さらに、自動車関連のソリューション「ACCESS Twine™ for Car（Twine4Car）」も注目の一つです。これにより、自動車メーカーやTier1サプライヤーは、エンターテイメントサービスを柔軟に提供でき、ドライバーと同乗者に対して優れた体験を実現できます。

ACCESS Europeの最高経営責任者、青野政博氏は「IBC2024では、ACCESSが複雑化するテクノロジーを効率よく管理し、新サービスの早期立ち上げや消費者エンゲージメントの促進にどのように貢献できるかを示す予定です。市場の動向について、参加者と直接対話できることを楽しみにしています」と述べています。

ACCESS Europe GmbHとその背景

ACCESS Europeは、ドイツ・オーバーハウゼンに本社を置く、株式会社ACCESSの子会社です。同社は、自動車メーカー向けにソフトウェアコンポーネントやエンターテインメントサービスを提供しており、特に「NetRange」ブランドはスマートテレビアプリストアの先駆けとして知られています。このブランドは、世界各地の300以上の企業とのパートナーシップを通じて、革新的なソリューションを展開しています。

これらの技術革新は、スマートテレビや自動車のエンターテインメント環境をより豊かにし、消費者に新しい体験を提供することを目指しています。ACCESSの取り組みは、視聴覚技術の進化に貢献し続けており、今後の展開がますます注目されます。これからも、ACCESS Europeの最新技術に期待が寄せられています。