静岡発!若手起業家のビジネスプラン発表会
静岡県は2025年2月15日、学生起業家によるビジネスプランの発表会を盛大に行いました。このイベントは、EXPACT株式会社が主催した『静岡版起業家発掘 TOMOLプロジェクト』の集大成で、参加した9名の若手起業家が、その集大成ともいえるビジネスプランを披露しました。
TOMOLプロジェクトとは
TOMOLプロジェクトは、静岡県内のIT分野に特化した若手起業家を育成し、地域経済の発展を目指すプログラムです。このプロジェクトは、経済産業省の支援を受けて2024年8月に始まりました。約半年にわたるサポートを通じて、参加者たちは起業家としての経験を積み、具体的なビジネスアイデアを育ててきました。
熱気あふれる発表会
今回の発表会には、静岡県知事の鈴木康友氏や静岡市長の難波喬司氏、武蔵野大学EMC学部長の伊藤羊一氏など、多彩な来賓が集まりました。新しい才能の誕生を見守るために、スポンサー企業や自治体の関係者、メディアの方々も来場し、熱気な雰囲気に包まれました。
参加者たちは、静岡の文化や観光とITを融合させた独自のサービスや、製造現場向けのアプリ、無駄をなくすための新しいアイデアを発表しました。また、審査員たちからの鋭い質問やアドバイスもあり、起業家たちのビジネスプランはさらにブラッシュアップされていました。
受賞者一覧
発表が終わった後、審査が行われ、以下の受賞者が選ばれました。
- - 第1位:ヒートショック防止端末の開発「ヒートショックゼロ」(常葉大学・名古屋大学)
- - 第2位:工場向け外観検査アプリ「ミスミル」(かまちょっかい株式会社)
- - 第3位:動画マニュアル管理WEBサービス「ビデオdeマニュアル」(静岡理工科大学)
さらに、スポンサー特別賞として、様々な新しいビジネスの発表が称えられました。今回のイベントは、静岡に新しい風を吹き込み、さらなるスタートアップの土壌を築く重要な機会となりました。
未来への期待
静岡県知事の鈴木氏は、参加者の情熱に感動し、「これを全県に広げ、静岡をスタートアップ先進県にしていきましょう」と述べました。また伊藤氏からは、「プロダクトの完成度や顧客の存在が評価につながる」との励ましもありました。
今回のTOMOLプロジェクトの成果は、静岡県内における起業家育成の新たな道筋を示すものであり、今後の若手起業家たちのさらなる成長と成功を期待せざるを得ません。静岡の未来は、彼らの手の中にかかっています。今後も地域経済の発展に寄与するプランが生まれることに、期待が高まります。