アサヒ飲料と南足柄市が協力する新たなリサイクル事業
2023年1月26日、アサヒ飲料株式会社と神奈川県南足柄市は「ペットボトルの水平リサイクルの実施に関する協定書」を締結しました。この取り組みは、家庭から回収された使用済みペットボトルを新たなペットボトルとして再利用する「ボトルtoボトル」事業をスタートするものです。
アサヒ飲料は、地域課題の解決や活性化を目指して、南足柄市との連携協定を基に様々な活動を進めてきました。具体的には、環境教育や廃棄物の分別推進など地域に根ざした取り組みを展開しています。
ペットボトルリサイクルの重要性
この新しいリサイクルプロジェクトは、特に持続可能な資源循環型社会の実現に貢献することが期待されています。ペットボトルのリサイクルは、地球環境に対する影響を軽減するための重要な活動の一つです。特に、「ボトルtoボトル」は、石油由来の新しいペットボトル素材を調達する代わりに、既存のペットボトルを再利用するため、CO2排出量を大幅に抑えることができるのです。
リサイクル手法の紹介
今回実施されるリサイクル方法は「メカニカルリサイクル」と「ケミカルリサイクル」の二つの手法を組み合わせたものです。メカニカルリサイクルは、回収したペットボトルを高温で溶かし異物を取り除いて新たなペット樹脂を再生する方法です。一方、ケミカルリサイクルは、ペットボトルを分子レベルまで分解し、不純物を取り除くことで高品質の再生ペット樹脂を生成します。
この組み合わせによって、リサイクル時に発生する残渣を少なくし、更に高いリサイクル率を目指しています。メカニカルリサイクルによる工程では、通常約20%の残渣が生じるものの、その中にはペットボトル素材が含まれる残余物もあり、再利用されることによって持続可能なリサイクルが実現されます。
未来の展望
アサヒ飲料は、今回の協定を通じて南足柄市との連携を強化し、地域の環境問題解決に向けた活動をさらに進めていく計画です。リサイクル率の向上を図りながら、地域における資源循環型社会の推進に寄与するとともに、環境教育を通じて市民に対する意識啓発にも努めていきます。
この取り組みが成功することで、南足柄市は全国におけるリサイクルのモデル地域としての地位を確立し、持続可能な未来の構築に貢献することが期待されています。