見る音楽、聴く形 -「サウンド&アート展」の魅力
「サウンド&アート展 見る音楽、聴く形」は、音楽と視覚芸術が交錯するユニークな展示会です。この展覧会では、音楽に触発された美術作品が数多く展示されており、来訪者は視覚から聴覚まで、アートの多様な側面を体験することができます。
注目イベント1: 谷川俊太郎と内橋和久のコラボパフォーマンス
展覧会の中でも特に目を引くのが、詩人・谷川俊太郎と音楽家・内橋和久によるコラボレーション・パフォーマンスです。谷川はオンラインで参加し、画家パウル・クレーの作品を基にした詩を朗読します。その朗読に合わせて、内橋が即興演奏を行うという革新的な試みです。これはただの朗読ではなく、視覚と聴覚が一体となったアート体験です。
このイベントは2021年11月16日(火)に開催され、定員は20名で、参加費は2,000円という手頃な価格です。一部はオンラインでも配信されるため、遠方の方も参加可能です。
注目イベント2: 「パレット・ソノール」を使った音楽ワークショップ
また、音楽教育をテーマにした「パレット・ソノール」を使ったワークショップでは、小学生とその指導者向けのプログラムが用意されています。音響彫刻を活用したこのワークショップでは、参加者が実際に音を出す体験を通じて音楽の楽しさを学ぶことができます。小学生用と指導者用の2部構成になっており、参加費は小学生が1,500円、指導者が3,000円です。
参加対象者
- - 小学生 (定員10名)
- - 音楽教育に関心のある大人 (定員5名)
注目イベント3: ディスカッション「楽器をつくる、社会をつくる」
サウンド&アート展では、アートと社会の関係について深く考えるディスカッションも行われます。「楽器をつくる」という行為が持つ美学的、文化的、そして社会的な意義について、専門家が議論する機会です。モデレーターには東京藝術大学の毛利嘉孝教授と横浜国立大学の中川克志准教授が登壇します。
このディスカッションは新しい視点から「創造性」を掘り下げ、参加者がそれぞれの見解を共有する重要な場となるでしょう。
開催情報
サウンド&アート展は、2021年11月6日から11月21日まで開催され、アーツ千代田3331のメインギャラリーで行われます。開館時間は12:00から18:00(最終入館は17:30)です。入場にはチケットが必要です。
参加方法やイベントの詳細については、公式ウェブサイトをご覧いただくとともに、参加者の皆さんにはマスク着用と手指の消毒をお願いっています。芸術の秋、ぜひこの展覧会で新たな音楽とアートの融合を体験してください。