神楽坂落語まつり2025の詳細
東京の神楽坂が誇る伝統芸能、「神楽坂落語まつり」の開催が2025年6月に決定しました。今回で16回目を迎えるこの祭りは、古今亭菊之丞プロデュースのもと、赤城神社参集殿(あかぎホール)で行われます。
開催概要
「神楽坂落語まつり」は、2025年6月21日(土)と28日(土)の2日間にわたって行われ、各日には昼席と夜席が設けられています。神楽坂という歴史ある場所で行うこのイベントは、落語ファンにとって見逃せない機会です。チケットは現在、カンフェティで発売中です。詳細な情報は【公式ホームページ】(https://kagurazaka-dento.com/)で確認できます。
神楽坂落語の歴史
神楽坂は江戸時代から続く伝統的な芸能の地で、その歴史は深く、明治・大正には演芸場や演舞場が多く存在しました。特に、神楽坂の寄席には著名な文豪・夏目漱石も通っていました。昭和初期には、1つの通りに5軒もの寄席が存在し、多くの名人たちが集いました。こうした落語文化は今なお息づいており、地域全体で寄席や落語会が行われています。「神楽坂落語まつり」は、こうした伝統を受け継ぐ形で2009年に始まり、菊之丞師匠がそのプロデューサーとして活躍しています。
今年の注目の高座
2025年6月21日夜席では、三遊亭白鳥と柳家三三が共演します。お二人はそれぞれ異なるスタイルで落語を披露し、自由な発想で創作落語をする三遊亭白鳥と、端正な語りを持つ柳家三三との対比は、観客に新たな楽しみを提供することでしょう。
6月28日昼席では、林家正蔵と古今亭菊之丞が再び共演。落語界を代表する二人の芸人が、現代の観客にぜひ見てほしい人情物を放つ姿は必見です。また、特に重厚で温かみのある話が展開されることでしょう。
古今亭菊之丞について
古今亭菊之丞は、東京都出身で、1991年に古今亭圓菊に入門しました。彼はこれまでに数々の賞を受賞しており、NHKの大河ドラマ『いだてん』にも出演するなど、多才な噺家です。彼の落語は江戸・明治を感じさせるものであり、ファンから厚い信頼を得ています。現在は落語協会の理事も務め、地域の伝統芸能を牽引しています。
チケット情報
チケットはすべて自由席で、4500円(税込)です。開場は開演の30分前を予定しており、昨年の様子から早めの購入をおすすめします。
神楽坂での伝統的な落語の魅力を体感しに来てはいかがですか。2日間の特別なひとときを、ぜひお楽しみください!