位置情報AI企業LocationMindがシリーズB Extensionで49.6億円を調達
LocationMind株式会社は、地理空間AI技術を展開する企業として、ついにシリーズB Extensionラウンドで49.6億円の資金調達を完了しました。この調達により、創業からの累計資金総額が約67億円に達しました。今回の資金調達は、エクイティとデットを合わせた総額で17.9億円に及び、今後の成長を支える重要な資金となることが期待されています。
資金調達の背景と目的
LocationMindは、位置情報に関連したAI事業と宇宙事業を中心に、世界最大の位置情報BANKの構築を目指すベンチャー企業です。 AIを用いた人・車・船舶、さらには衛星画像データなどを手掛け、これまでの実績をもとに150ヵ国を超える位置情報を統合することに成功しました。特に、米国市場への展開を加速するためのIrys, Inc.の買収は大きな成果と言えるでしょう。これにより、LocationMindのプロダクトはより競争力を増し、GPSデータも自社で保有できるようになりました。
M&Aの影響
シリーズB Extensionラウンドでは、M&Aを含む新たな成長機会に焦点を当てました。Irysの買収により、150ヵ国以上のGPSデータを手中にし、今後の事業展開においてシナジー効果を生むことが見込まれています。また、チャット機能を通じてさまざまな位置情報データを活用できる空間情報生成AIの開発が進行中で、国内外での実装に向けたロードマップが明確になっています。
Irysは特にインバウンド市場に貴重なデータを提供できる点が評価されており、これにより地方自治体からの関心も集まっています。特にアメリカやヨーロッパから来日する外国人に関するデータの整備は、今後の新規サービス展開に期待が寄せられています。
pinable事業について
また、pinableのBeaconとSDK(ソフトウェア開発キット)を活用した屋内位置情報の高精度な検知が注目されています。このプラットフォームは、広告主とスマートフォンユーザーを効果的に結びつけ、相互の行動変容を促すための新しい手段を提供します。
コメント
LocationMindの代表取締役CEO、桐谷直毅氏は「シリーズB Extensionを無事にリリースできたことを嬉しく思います。新たなM&Aや事業機会を確実に捉え、引き続き成長を追求します」と語っています。
さらに、取締役CFOの小川竜馬氏も「重要な資金調達を完了でき、皆様への報告を嬉しく思います。今後も非連続な成長機会を追求してまいります」とコメントしました。
企業情報
LocationMindの本社は東京都千代田区に位置し、代表者は桐谷直毅氏です。設立は2019年2月で、AI技術やビッグデータを駆使し、様々な業界に向けたソリューションを提供しています。個々のニーズに迅速に対応し、さらなる成長を目指す彼らの姿勢は注目されてやみません。
詳細については、
LocationMindの公式ウェブサイトをご覧ください。