o9ソリューションズ(本社:アメリカ・テキサス州ダラス)は、サプライチェーンとデジタルテクノロジーの分野におけるジェンダー平等を促進する目的で、プロフェッショナルコミュニティ「Minerva」を設立したことを発表しました。
Minervaは、ローマ神話に登場する知恵の女神にちなんで名付けられたコミュニティで、サプライチェーンやデジタルテクノロジーの領域でリーダーシップを発揮する役割を担っているすべてのプロフェッショナルに開かれています。このコミュニティの立ち上げにより、女性たちがこれらの分野でキャリアを築く際の支援体制やつながりを強化することが目指されています。
Minervaのキックオフイベントは、o9ソリューションズが主催するサプライチェーンイベント「aim10x On Tour」内で実施されます。具体的には、ダラス(9月25~26日)およびアムステルダム(10月28~29日)でのファイヤーサイドチャット形式で行われ、参加者は互いに交流し、経験をシェアする貴重な機会が設けられます。
ネットワーキングイベントやパネルディスカッションでは、Minervaアンバサダーや業界の専門家が登壇し、サプライチェーンやデジタルテクノロジーにおけるキャリアパス、男女格差、メンターシップやスポンサーシップに関する課題について語ります。これらの議題は、職場での多様性を実現し、キャリアアップに向けた重要な議論を促進することが期待されています。
例えば、元3Mのチーフプロキュアメントオフィサーのロンディア・トゥラノ氏は、職場内外での強力なサポート体制がキャリア形成において重要な役割を果たすことを強調し、「Minervaのミッションに貢献できることを喜ばしく思っている」とコメントしています。また、Canyon Bicycles GmbHの最高責務責任者アリソン・ジョーンズ氏は、未来のプロフェッショナルがより良いキャリアを築くための支援を行うことに期待を寄せています。
さらに、Exigerのグローバルセールス責任者ララ・ペドリーニ氏は、業界の専門家との交流を通じて、女性がキャリアアップする際に直面する課題を分かち合い、改善に向けた取り組みを強調しています。
o9ソリューションズの最高収益責任者ステファン・デ・バース氏も、女性の活躍を促進するためには障壁を破る必要があると述べ、Minervaコミュニティがそのためのプラットフォームとなることを期待しています。彼は、サプライチェーンとデジタルテクノロジーの分野における女性の知識と経験を高め、業界全体に変革を促す姿勢を示しています。
Minervaの立ち上げは、サプライチェーン分野におけるジェンダーインクルーシブな取り組みとして、大きな意味を持つ一歩です。今後、Minervaを通じて女性たちが互いにサポートしあい、業界の革新を進めることが期待されます。