横手市と台湾・大同大學の国際的な協力の10周年
2025年4月25日、秋田県横手市にある株式会社デジタル・ウント・メアは、台湾の大同大學との国際的産学官連携協定を、オンラインで3回目の締結を実施しました。この協定は2015年に始まり、これまで1000人以上の人材交流や1786泊以上の滞在を経て、両市や両国の教育、文化、観光、産業の振興に寄与してきました。
これまでの活動
大同大學との協定は、人的交流や地域振興を目指した多くの取り組みを行ってきました。中でも、2019年からは、総務省の「関係人口創出・拡大事業」のモデル事業として、国際的な産学官連携を通じた外国人関係人口の創出に取り組んでいます。台湾から訪れる学生たちは、横手市での職場体験を通じて、現地の文化やビジネスについて学び、さらには受入企業とのつながりを強化してきました。
本協定では、大同大學での授業支援や、地域資源を活かした国際デザインワークショップ、職場体験プログラムなどが開催されました。特に、学生が横手市で1か月間のインターンシップを行い、地域の中高生との交流を図る取り組みが好評を得ています。コロナ禍においてはオンラインでの交流も続けられ、実際の対面交流にもつながっていきました。
2025年に向けた新たな展開
2025年の再契約によって、横手市と大同大學の間でさらに拡大した活動が計画されています。7月には、国境を越えた物語を創作するプロジェクトがスタートし、子どもたちの共同制作が行われます。また、8月には台湾の学生が横手市の企業で職場体験を行う「Global Internship Challenge」が実施され、日本のビジネスシーンや文化を体験する機会が与えられます。
さらに、11月には大同大學の文化祭に参加し、横手市の魅力を台湾に紹介するイベントが予定されています。また、横手やきそばやラーメンといった地元の美食を通じて、横手市の魅力を発信する機会も設けられています。
締結式の様子と今後への期待
締結式では、大同大學の何明果学長が過去の協力関係に感謝し、未来に対する期待を表明されました。「国境を越えた三者間の協力は、双方のチームの熱意とプロ意識の成果によるものです」との言葉は、今後の交流の重要性を示唆しています。
横手市の高橋大市長も、インターンシップ経験者との継続的な交流や産業界との関係の発展に期待を寄せ、新たな協力の形を描いています。
未来への架け橋
株式会社デジタル・ウント・メアは、横手市と大同大學との国際連携をさらに深め、教育、観光、産業振興を基盤にした未来共創へ向けて努力を続ける意向を示しています。国際的なつながりは、市民だけでなく、次世代の育成にもつながり、より豊かな地域作りを促進します。横手市と台湾の心温まる協力の道のりは、これからも期待されます。
会社概要
デジタル・ウント・メア
連絡先
横手市はこれからも国際的なつながりを生かし、地域の魅力を世界に発信していきます。