自動フォークリフト「AutoFork」のプレイバック機能を活用したユースケース集
株式会社ハクオウロボティクスは、自動フォークリフト「AutoFork」を使ったさまざまな搬送パターンをまとめたユースケース集を公開しました。この資料は、同社が2025年12月に量産版の納品を開始するにあたって、工場や物流現場における搬送自動化の具体的なイメージを提供することを目的としています。
ユースケース集の意義
従来、製造や物流現場においては自動フォークリフトの導入が進められていますが、具体的にどのように活用すれば良いのかが分かりづらいという声が多く寄せられていました。そこで今回公開された「AutoFork プレイバック機能 活用ユースケース集」では、実際に見られる搬送パターンを図解で紹介し、オペレーターが手動で走行したルートを記録するプレイバック機能を活用した効率的な運用方法を提案しています。
プレイバック機能により、オペレーターが登録した搬送元・搬送先、走行ルート及び荷役動作を一元的に管理することが可能です。その結果、各工程間の搬送や自動倉庫への投入、多点間での搬送も自動的に実行できるようになります。これにより、現場の作業効率が大幅に改善されることでしょう。
掲載されているユースケース
今回のユースケース集では、以下の5つの活用方法が紹介されています。
1.
自動倉庫投入搬送
固定されたルートを使って、搬送元から自動倉庫へ自動的に搬送を行うパターンです。この方式は、明確な搬送元・搬送先を持つため、プレイバック機能による運用に最適です。
2.
コンベア・パレタイザ後工程搬送
コンベアやパレタイザから排出された完成品を、指定の搬送先へ運ぶパターンです。簡単に連携できるため、設備の動きに合わせた自動搬送の実現が可能です。
3.
仮置き場から保管列への長距離搬送
仮置き場から保管列への横持ち搬送を自動化します。これにより作業者の移動時間や運搬負荷を大きく削減することが期待されます。
4.
垂直搬送機前後の搬送
設備の前後での搬送に特化したパターンです。特定のタイミングでの一時停止などを活用することで、より柔軟な運用が行えます。
5.
多点間搬送・行先別搬送
複数の搬送シナリオを登録し、用途に応じて実行する仕組みです。これにより、人的な判断に基づいて自動運用が可能になります。
自動フォークリフト「AutoFork」の特長
自動フォークリフト「AutoFork」は、小型設計で庫内や工場内の搬送に特化しており、独自開発のソフトウェアや物体認識技術を駆使して、パレットの自動認識を実現しています。また、現場にスムーズに導入できるよう、最短で納入当日から自動搬送を開始できるよう設計されています。
今後の展開
ハクオウロボティクスは、量産版AutoForkの現場導入を通じて、さらなる自動搬送の活用方法を提案していく方針です。プレイバック機能に加え、簡易連携や遠隔操作などのオプション機能を組み合わせ、各現場のニーズに柔軟に応えられる実用的なソリューションを提供します。
以上の内容をふまえ、製造・物流現場の自動化を考える企業にとって、今後の自動フォークリフト活用の可能性はますます広がることでしょう。