平和とアートの展覧会
2024-08-05 10:50:15

現代アートを通じて「平和」を考えるグループ展開催

アートが問いかける「平和」の意味



2024年の夏、東京・表参道に位置する現代アートギャラリー、YUGEN Galleryにて、タメンタイ主催のグループ展『タイムとマシンの平和利用』が開催されます。今回の展覧会は、広島を拠点とするアーティストたちが、世界の中での「平和」のあり方を多角的に探求する試みです。

展覧会の背景



広島の過去には、核兵器の悲劇があり、その記憶は現在も色濃く残っています。アートとはその過去を伝える重要な手段であり、個々のアーティストがそれぞれの視点で語りかけることによって、私たちに新たな気づきを与えてくれます。作品を通じて表現される「平和利用」とは、ただ単に核のエネルギーを受け入れるだけでなく、それが持つリスクをどう理解し、社会に実装していくかを論じるものです。

参加アーティストとその作品



本展では加藤康司、土井紀子、吉田真也、山口達典の4名のアーティストが参加します。彼らは自らの個人的な歴史と地域社会のストーリーを重ねることで、観客に深い思索を促します。

  • - 加藤康司の《止まりながら進みながら》は、時間の流れと記憶の交差点を象徴しています。彼の作品は、アートが時間をどのように表現できるのかを問うものです。
  • - 土井紀子の《gallop》は、動きと静止、過去と未来の関係を探る作品で、私たちの存在意義をも問い直します。
  • - 吉田真也の《死を包むもの》は、ヒロシマの過去と自己のアイデンティティを融合させた挑戦的なアートです。
  • - 山口達典の《失われた語りを聴かせて》は、失われた歴史を再生することの重要性を強調しています。

これらの作品は、それぞれ異なる視点とアプローチながらも、共通して「平和」というテーマに向けたメッセージを持っています。

展覧会の開催概要



  • - 開催期間: 2024年8月24日(土)〜9月2日(月)
  • - 開館時間: 平日 13:00〜19:00, 土日祝 13:00〜20:00(最終日は17:00終了)
  • - 入場料: 無料
  • - 場所: YUGEN Gallery
  • - 住所: 東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F

また、初日にはトークイベント「よその過去といまとここ——広島・青森・東京」が開催され、広島を代表する美術館の館長と本展キュレーターが出展作家とともに語る機会も設けられています。

アートに込められたメッセージ



アートは感情を呼び起こし、観客に新しい視点を提供する力を持っています。本展を通じて、私たちは過去の痛みや感情を抱えつつ、未来を見つめることができるでしょう。アートが生み出す「平和」の概念は、私たち一人ひとりにとって深い意味を持ち、考察を促します。私たちがこの展覧会を通じて、社会にどのように貢献できるのかを問い続けることが重要です。

今回は、アートが持つ力を再評価し、社会的なリスクをどのように捉えていくかを考える絶好の機会です。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳細については、ギャラリーの公式サイトもご覧ください。
公式サイト


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
株式会社ジーン
住所
東京都港区南青山3-1-31 KD南青山ビル4F
電話番号
03-6380-6165

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。