高円寺「本の長屋」
2023-02-06 15:00:01
高円寺に新たな本のコミュニティスペース「本の長屋」誕生
東京都高円寺にて、古民家を改装し、本を介して人々が交流できるスペース「本の長屋」のプロジェクトが動き出しています。このプロジェクトは、2023年4月のオープンを目指しており、その資金を得るためにクラウドファンディングが開始されました。クラウドファンディングの募集期間は2023年2月5日から3月22日まで。目標金額は200万円で、ストレッチゴールを設けた場合の380万円を目指しています。
「本の長屋」の構想は、店舗「コクテイル書房」の代表、狩野俊氏によるものです。彼は、コクテイル書房で行われている読書会が盛況であることを背景に、人々が本を通して自由にコミュニケーションを取る居場所を提供したいと考えるようになりました。また、本が人々をつなげる重要な媒介となることに気づいた狩野氏は、さらなる交流を生む場所を作ることを決意したのです。
「本の長屋」は、1階にシェア型書店としての「共同書店」を設け、2階にはイベントや交流ができるスペースを設置予定です。この共同書店では、多様な個人や企業が店主として参加し、共に書店を運営していく仕組みを目指しています。コクテイル書房の運営ノウハウを共有し、特に本を扱うスキルがない人でも安心して参加できるように配慮がなされています。つまり、本に関心のある多くの人々が、共同で新たな形の書店を育てることが出来るのです。
参加を希望する場合、参加費は月額6000円。売上は基本的に全額店主に渡される仕組みです。また、コクテイル書房の広報や管理部門、さらには出版部門を立ち上げ、興味のある店主は参加しやすい環境を整えています。書店としての知識や経験が無くても、協力し合って成長できる環境を築くことが目指されています。
狩野氏は、高円寺の地域性にあった居心地の良い空間を作り上げたいと語っています。高円寺は人間関係の距離感がほどよく、居心地が良い街です。狩野氏は、「幼子に話しかけないと、その子は死んでしまう」という言葉を思い出しながら、言葉の重要性を再認識し、さまざまなコミュニケーションを促進していくことを目指しています。
したがって、「本の長屋」では、本を通じてさまざまな価値観や考え方を探求し、そこで得た知識を人々と共有することを大切にしています。さらに、参加者にはプロからライティングや編集のスキルを学べる機会も提供される予定です。
この取り組みはただの書店を超え、一つのコミュニティを形成し、地域の人々が集う新しい拠点になることが期待されます。企業や個人が一丸となって、古書を通じた素敵なコミュニティの形成を目指して進められる「本の長屋」の実現に向け、ぜひとも注目してみてください。クラウドファンディングの詳細については、公式サイトを訪れることで確認できます。皆さまの支援が必要です!
会社情報
- 会社名
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コクテイル書房
- 住所
- 東京都杉並区高円寺北3-8-13
- 電話番号
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