近年、日本の歯科技術は急速に進化を遂げています。その中でも注目を集めるのが、DSデンタルスタジオ株式会社が提供する歯科補綴物AIデザインソフト「FinalTouch(TM)」です。このソフトは、アメリカで実績のあるグライドウェル社と提携し、日本におけるインレーデザインの受注を開始しました。
「FinalTouch(TM)」は、口腔内のデジタルデータから高精度にデザインを行います。特に、部分的な詰め物であるインレーのデザインには特別な技術が求められますが、これまでアメリカで先行していた技術が日本でも利用できるようになったのです。歯科医療の分野で採用されるAI技術は、今後の業界に革命をもたらすことが期待されています。
歯科医院において直接「FinalTouch(TM)」を使用することはできませんが、歯科医院が当社に発注することで、AICADデザインを通じて迅速かつ正確に技工物を作成できます。特に、2023年6月から口腔内スキャナーによる印象が保険適用となり、これによりAIデザインソフトとの相性がさらに向上しました。ユーザーの利便性を考慮し、当社では口腔内スキャナーのレンタルサービスも提供しています。
一方で、歯科技工所にも利点があります。「FinalTouch(TM)」は初期投資が不要で、インターネットを介して簡単に発注可能です。具体的には、デジタルデータをオンラインで送信すれば注文が完了し、模型状の資料を郵送で送ることも可能です。また、デザインデータの納品だけでなく、ミリングによる製品完成も選択可能です。ライセンス契約を結ぶことで、歯科技工所は「FinalTouch(TM)」への直接アクセスも可能になり、新たなニーズにも対応できる体制を整えています。
この革新的なソフトの特長は、多岐にわたります。まず、全ての単独歯、臼歯の連結、部分的な詰め物に対応しています。また、通常8~15分かかるデザインが、AIの力を借りてたった1分以内で完了します。このスピードと精度は、歯科技工所の業務効率を大幅に向上させる要素です。デザイン後、手動での修正が可能なため、最終的な仕上がりにも満足が得られます。さらに、AIはセラミックの切削加工データも自動で生成します。
DSデンタルスタジオ株式会社は、最新技術を導入した高品質な歯科技工物の製造に取り組んでいます。過去の技術と先端技術を融合させ、新たな製品を市場に提供していく姿勢が評価されています。
詳しい情報を知りたい方は、公式ウェブサイトで確認することができます。また、歯科技工所や歯科医院からの問い合わせは、専用の窓口を用意しており、安心してご利用いただけます。今後の技術革新が、歯科医療の未来をどのように変えるのか、非常に楽しみです。