新潟県燕市の金属加工メーカーである光新産業株式会社が、クリエイティブユニットTENTとのコラボレーションにより生み出した家具『WALL FOR ONE(ウォールフォーワン)』が、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この賞は、デザインの優れた製品を表彰するものとして広く知られており、特に今回の受賞は「私の選んだ一品」にも選出されたことで、その評価がさらに高まりました。
受賞の背景と評価
審査員の田渕智也氏は、この家具について「住宅やオフィス、店舗など、さまざまな空間においてユーザーに最適な環境を気軽に実現できるプロダクト」と評価しています。『WALL FOR ONE』は空間の使い方を柔軟に変えることができるため、使い方を想像するだけで楽しさが広がるとコメントしています。これにより、既存の家具カテゴリーを超える新しい可能性を感じさせる製品となりました。
新色の登場と製品の特長
『WALL FOR ONE』は、新色「ホワイト」とマイナーチェンジした「ブラック」も発表され、現在は「ホワイト」「ブラック」「グレー」の3色展開となります。新色ホワイトは、明るいトーンの部屋にも自然に馴染むデザインで、ネジ部分にも塗装が施されています。
光新産業は2025年に創業100年を迎える企業で、様々なプレス製品を製造しています。TENTは、「つくるをかろやかに」をテーマに、プロダクトデザインを行うクリエイティブユニットで、多くのヒット商品を生み出しています。両社のコラボレーションから生まれた『WALL FOR ONE』は、今後の家具業界にも新たな風を吹き込むことが期待されています。