子ども支援策
2025-08-28 15:27:25

セーブ・ザ・チルドレンと損保ジャパンの未来を見据えた子ども支援策

セーブ・ザ・チルドレンと損保ジャパンの新たな取り組み



国際NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンと損害保険ジャパン株式会社は、2022年4月から2025年3月の期間において、子どもの安心・安全・健康を守るための新たな取り組みを実施しています。その内容は、特に災害時に脆弱な立場に置かれやすい子どもたちの支援に焦点を当てています。

取り組みの概要



このプロジェクトでは、シンプルでありながらも効果的な2つの主な活動を展開しています。まず一つ目は、「放課後児童クラブ(学童保育)の防災支援」です。これは学童保育支援員向けに防災研修を行い、彼らが子どもたちの安全を守るための知識や技能を向上させることを目的としています。二つ目は、子どもたちに心理的応急処置(Psychological First Aid: PFA)を施すための普及啓発です。

この取り組みを通じて、自治体などとの連携を強化し、安心できる学びの場を提供しています。特に防災に関する研修は、佐賀県、熊本県などで合計14回実施され、2024年には非常用の持ち出し袋や大型救急箱といった備品の支援を行う予定です。

防災教育の実施



佐賀県の唐津市では、実際に学童保育に通う子どもたちと協力し、災害から身を守るためのワークショップも開催されました。子どもたちは、非常用持ち出し袋の中身を考えるワークや、「防災ジャパンダプロジェクト」の一環として毛布の担架を使った運搬体験を通じて、実際に役立つ知識を学びました。こうした体験は、ただの知識ではなく、災害時にどう行動するかを具体的に理解させる重要な機会となっています。

PFAの普及と啓発



さらに、子どものためのPFAについても、アニメーション動画やリーフレットを制作し、その普及を図っています。これらの資材は、能登半島地震や奥能登豪雨に対する緊急支援にも活用されています。また、損保ジャパンが主催する「逃げ地図」づくりワークショップなど、全国各地で効果的に配布されています。

今後の展望



自然災害が増加している現在、子どもたちを守るためには周囲の大人たちがしっかりと知識を持ち、寄り添うことが重要です。損保ジャパンとセーブ・ザ・チルドレンは、今後も連携を深め、子どもたちのためのPFAの重要性を広めながら、災害に強い地域社会を実現することを目指しています。また、セーブ・ザ・チルドレンは、子どもたちの権利が守られる世の中を目指して日本国内での防災や緊急支援活動を邁進していく意向を示しています。

セーブ・ザ・チルドレンの取り組み



セーブ・ザ・チルドレンは、日本を含めた約110ヵ国で子どもたちのために様々な支援活動を展開しており、権利実現に向けた長い歴史を持つ組織です。日本国内では、子どもの貧困問題や防災・緊急支援に力を注いでいます。今回の取り組みは、その活動のひとつであり、さらなる充実した支援が期待されています。


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会社情報

会社名
公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
住所
東京都千代田区内神田2-8-4山田ビル4階
電話番号
03-6859-0070

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