水龍堂、ROV市場へ進出
2023年、株式会社水龍堂が新たにROV(水中ドローン)の販売とサポート事業を開始しました。業界でも最多機種を取り扱うことを目指し、さまざまなニーズに応える製品ラインナップを誇っています。これには、QYSEA社製のFIFISHシリーズや、CHASING INNOVATION TECHNOLOGY社製のCHASINGシリーズ、DEEPINFAR OCEAN TECHNOLOGY社製のMOGOOLシリーズ、Bluerobotics社製のBlueROV2、さらには株式会社FullDepthのDiveUnit 300といった製品が含まれています。
事業開始の背景
現在、海洋や陸上のインフラメンテナンスに対するニーズが高まっている中で、特に洋上風力発電のメンテナンスや古くなったダム、下水道、橋梁の管理が重要な課題とされています。これらの現場では一つの機種だけでの対応が難しく、複数のROV製品から適切な機材を提案する必要があるのです。
しかし、日本国内では多様なフィールドに対応したROVを総合的に取り扱う企業は存在しませんでした。このため、水龍堂では新たな挑戦として、海外製や国産を問わず、多岐にわたるROVの取り扱いを開始し、顧客の具体的なニーズに基づいた提案を行う方針です。また、製品のカスタマイズも行い、それぞれの現場に最適なソリューションを提供します。
取り扱う製品ラインナップ
水龍堂が取り扱うROVは、商業利用から研究調査、さらにはエンターテインメントまで多様な用途に対応可能です。特にDIVE UNIT 300は、業界のニーズを反映した高機能モデルとして、メンテナンスや調査作業における新たな可能性を秘めています。
具体的な展望
ROV市場は今後も変化し続け、自社開発を進める企業が増加する中で、水龍堂では、その潮流に乗り遅れないように努めていきます。技術革新が求められるこの分野で、ROVの普及と新たな計測技術の確立を通じて、社会に貢献したいと考えています。
会社情報
水龍堂の本社は東京都大田区に位置し、代表取締役には佐藤友亮が就任しています。設立は2022年3月と新しいながらも、情熱をもって成長を遂げています。詳細情報や製品ページは公式ウェブサイトから確認できます。
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技術の進化が進む中で、水中ドローンの利用が果たす役割はますます重要になります。水龍堂が目指すのは、単なる製品提供者ではなく、顧客に最適解を提供する信頼のパートナーです。