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神河町での木造建築インターンシップが20周年を迎えます

兵庫県神河町で展開される『かみかわ木造インターンシップ』が、今年で20周年を迎えます。この取り組みは2005年に始まり、専門学校の学生や高校生が木造建築の実習を通じて地域貢献をすることを目的としています。

地域の活性化と技術の継承

インターンシップは神河町の街の活性化だけでなく、地域に根ざした建築技術を次世代に引き継ぐことを目指しています。過去には500人以上の若者がこのプロジェクトに参加し、地域のバス待合所や神社、町屋の新築や改修に貢献してきました。特にこの10年間は、兵庫県の景観条例に基づく歴史的景観形成地区での取り組みが行われ、地元の熟練した職人から直接指導を受ける機会が与えられています。

今年度の参加者と活動内容

今年度も多くの学生が参加し、プログラムは特別な盛り上がりを見せています。日本工科大学校の生徒や、東播工業高校、沖縄県の高校からも学生が集まり、合計26名がこのイベントに参加します。

彼らは地元の松本家の修景作業や、地域に新しく設ける公園の図書コミュニティ施設の建設、さらには間伐作業を通じた林業体験に取り組みます。これにより、伝統的技術の理解を深めながら、地域に貢献する意義を学びます。

20周年イベントの意義

この20周年では、これまでの成果を振り返りつつ、地元職人や役場の方々とも密に連携を取り、皆が一つの目標に向かって意気込んでいます。それぞれが持つ思いや知識を集約し、新たなスタートを切る意味でも重要な機会となります。

プログラムの詳細

『かみかわ木造インターンシップ』は以下の日程で実施予定です。

• - 日時: 令和6年9月13日(金) 10時開講式から、16日(月・祝)までの4日間
• - 場所: 兵庫県神河町粟賀町地区

スケジュール

• - 9月13日(金): 10時 開講式、林業体験、11時～きざみ作業
• - 9月14日(土): 8時～きざみ作業、14時～松本邸木塀修景
• - 9月15日(日): 8時～あずま屋と松本邸木塀修景
• - 9月16日(月): 8時～松本邸木塀修景とあずま屋、15時～閉校式

このインターンシップは、学生にとっては貴重な体験であると同時に、地域社会にとっても新しい風を吹き込む役割を果たしています。20年の歴史を持つこのプログラムは、今後も木造建築の技術と地域の活性化を進める重要なイベントとして続いていくことでしょう。

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