古民家活用実践ワークショップを開催
岸和田市大沢町にある築100年以上の古民家を舞台に、2025年1月から5回にわたって「古民家活用実践ワークショップ」が行われました。このイベントは、株式会社情報都市と一般社団法人全国古民家再生協会大阪第二支部のコラボレーションによるもので、地域の古民家を再生し活用するための具体的な取り組みです。
開催概要
ワークショップは『さのアキカツサポーター 古民家活用実践編』として、以下のように進行しました。
- - 期間: 2025年1月〜2025年5月(全5回)
- - 参加者: 延べ60名以上
- - 場所: 岸和田市大沢町 古民家
- - 主催: 株式会社情報都市
- - 共催: 全国古民家再生協会 大阪第二支部
ワークショップの内容
第1回: 古民家の魅力
初回は、大原氏を講師に迎え、古民家の魅力を紹介しました。古民家ポータルサイト「クロニカ」を運営している大原氏は、実際に古民家に住んでいる経験をもとに、設計の素晴らしさを語りました。
第2回: 漆喰の塗り方
2回目では、プロの左官職人を招いて「伝統的な漆喰塗り」に挑戦。参加者は実際に玄関や土間の漆喰塗りを体験し、和気あいあいとした雰囲気の中で作業を行いました。
第3回: 古民家鑑定体験
次の回では、古民家鑑定士から伝統工法の評価方法を学びました。チェックシートを使い、参加者は建物の状態を客観的に評価する方法を学びました。
第4回: シロアリ調査
4回目は、「moogle」という専用機械を使った床下インスペクション見学会が行われました。この機械を使ってシロアリの被害調査を実施し、参加者も機械操作を楽しんでいました。
第5回: 伝統耐震診断
最終回には、古民家の伝統工法を対象にした耐震診断が行われました。講師からは在来工法と伝統工法の違いや耐震診断の方法について説明があり、参加者は実際に地震計を設置し観測を行いました。
全国古民家再生協会とのコラボ
一連のワークショップは、参加者に対して古民家に関する新たな知識を提供し、地域住民の関心を高める結果となりました。参加者からは「新たな気づきがあった」との声が寄せられ、好評を得ました。
古民家再生の重要性
空き家問題や人口減少が進行する中、古民家の再生は地域の活性化において重要な課題です。さのアキカツサポーターは、地域の空き家や古民家を舞台に様々なイベントを企画・実施し、地域資源の活用を目指しています。
これからも、さまざまなイベントを企画していく予定です。参加者や地域の皆様、古民家再生協会に感謝の意を表します。
株式会社情報都市の概要
株式会社情報都市は、1986年に設立され、泉州地域で総合不動産事業を展開しています。関西空港やりんくうタウンの発展に寄与し、地域の人口減少や空き家問題の解決に向けた活動に取り組んでいます。