宿泊施設のための新しい写真管理アプリ『Byme』が本格運用開始へ
概要
2022年に創業し、2023年12月に法人化された株式会社Tikarasは、宿泊施設専用の写真撮影アプリ『Byme』を開発・運営しています。このアプリは、日本国内では初めて宿泊施設向けに特化したもので、今後の宿泊業界におけるデジタル化を見据えた重要な一歩です。
業務提携とテスト運用の開始
今月、株式会社Tikarasは株式会社ゆこゆこと業務提携し、2023年10月から本格運用に向けたテスト運用を開始しました。ゆこゆこは温泉宿の電話予約サービスをはじめ、地域活性化や高齢者向けサービスなど多岐にわたる事業を展開しており、宿泊情報誌や予約サイトを運営しております。本提携により、両社のサービスは相互に連携し、さらなる利便性向上が期待されています。
Byme導入の背景
『Byme』は、宿泊施設が各OTA(Online Travel Agent)や旅行代理店に宿の宣材写真を撮影・アップロードする際の効率化を図るために開発されました。従来、宿泊施設の担当者は膨大な時間をかけて写真のやり取りを行っていましたが、新しい写真管理画面が導入されることで、このプロセスを大幅に短縮し、特にセキュリティ面でも信頼性が向上する見込みです。
テスト運用の条件と利用方法
実際のテスト運用は8月に開始され、ゆこゆこで掲載されている施設は「Byme」を無料で利用可能です。また、アプリによる写真撮影などの追加サービスも、優先料金で提供される予定です。これにより、宿泊施設側もメリットを享受できる新たな関係の構築が期待されています。
起業の背景と代表の思い
代表の大島勇飛は、旅行業界に長く携わってきた経歴を持ち、海外のOTAでの先進的なシステムに衝撃を受けたことから、日本でも同様のデジタル管理システムを実現したいと考え、起業を決意しました。宿泊業界のデジタル化を進めることで、業務効率を向上させ、最終的には宿泊施設全体の運営をよりスムーズにするという目標を持っています。
今後の展望
今後、株式会社Tikarasは宿泊施設だけでなく、他の業種においても「常識を覆すサービス」を提供し続ける意気込みです。融合するデジタル技術と宿泊業のシナジーにより、将来的に旧来の営業手法とは異なる新しいビジネスモデルを確立していくことでしょう。
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