滋賀県守山で初開催！創業応援マルシェの魅力に迫る

創業応援マルシェが滋賀県守山で初開催！

滋賀県守山市は「起業家の集まるまち」として知られ、起業家支援に力を入れている地域です。そんな守山で、2024年12月22日（日）に「創業応援マルシェ」が初めて開催されることが決まりました。このイベントは、守山宿の町家「うの家」を舞台に、創業3年以内の新規事業者を中心にしたマルシェです。

守山宿では、600年の歴史を誇る伝統行事「もりやまいち」も同日に行われ、地域の活気が高まる日となります。「もりやまいち」は、守山の地域資源を生かしたイベントで、地元の人々や観光客で賑わいます。この特別な日を利用し、創業応援マルシェに出店する事業者たちは、自分たちの製品やサービスを地域の方々に直接紹介する貴重な機会となります。

出店内容は多彩で、滋賀県産の近江鶏を使った弁当やインドの家庭料理、麹味噌で作る豚汁といった飲食ブースのほか、布小物やドライフラワーなどの物販ブースも登場します。また、子ども向けの「ぬらし絵体験」や鉄工作のワークショップ、さらにはメタバーススクール体験なども提供される予定で、家族全員が楽しめるイベントとなるでしょう。

マルシェは新規事業者のテストマーケティングの場

創業応援マルシェは、出店者にとってただの販売の場ではありません。市場に製品やサービスを提供することで、顧客の反応を直接知り、自身のビジネスをブラッシュアップするための重要なテストマーケティングの場でもあります。来場者からのアンケートを通じて、どのようなニーズがあるかを把握し、製品の改良に繋げることができるのです。

さらに、アンケートに回答した来場者には特典として景品が当たるくじ引きに参加できるチャンスも。これにより、出店者と来場者のコミュニケーションが活発になり、ファンづくりやリピーター獲得のきっかけにもなります。

主催者の思い

このイベントを主催するのは、中小企業診断士の内藤朗人氏が代表を務める「ARNOL（アーノル）」と守山商工会議所です。内藤氏はこれまで3年間にわたり創業塾の講師を務め、数多くの起業希望者と接してきましたが、実際に起業へと繋がったのはわずか2割とのこと。高いハードルを感じている多くの人々に対して、実践できる場を設けることで、起業への一歩を踏み出す手助けをしたいという思いからこのマルシェが誕生しました。

「集まった人々が共に切磋琢磨し、新たなアイデアを得る場となることを願っています。また、来場者には『未来の名店』を見つけていただき、ファン第一号になってもらえれば嬉しいです」と内藤氏は語っています。

この創業応援マルシェは、初開催にもかかわらず、地域の活性化や起業家の支援に向けた重要なステップとなることでしょう。