小田島組が「FineReport」で業務改革を実現
株式会社小田島組は、バリューテクノロジー株式会社のBIツール「FineReport」を導入し、月次資料作成の工数を約80%削減しました。この取り組みにより、同社は業務の効率化を実現し、リアルタイムでの迅速な意思決定が可能になりました。具体的には、各部門に点在していたデータと紙の業務を一つのプラットフォームに統合することで、経営層が最新かつ正確な数値に基づいて判断を下せるようになったのです。
導入の背景
小田島組が抱えていた課題として、ダッシュボードの表示遅延、MS SQL Serverとの非互換性、出力専用のための二重入力がありました。これらの問題が、業務の非効率や意思決定をサポートするシステムの遅れにつながっていました。従来はGoogleデータポータルを使って企業データを可視化していましたが、動作が重く、業務に支障をきたしていました。
「FineReport」を採用した理由
小田島組がFineReportを選んだのは、次の三つのポイントでした。
1.
出力と入力の両立: これにより、現場の担当者がデータをリアルタイムで登録・修正でき、Excelや紙帳票に戻る必要がなくなりました。
2.
MS SQL Serverとのネイティブ接続: 基幹システムとシームレスに連携でき、CSV変換やバッチ処理が不要になりました。
3.
バリューテクノロジーのサポート: 導入後の運用定着を支援し、技術的な疑問に迅速に対応できるQAサポートなどが魅力でした。
これらの点が、求める業務効率化を実現するために必要不可欠な要素とされました。
実際のユースケース
FineReport導入後、小田島組では以下のようなユースケースを展開しました。
- - 経営計画ダッシュボード: 会社全体や事業別の主要指標を可視化し、経営層は常に最新数字を確認し判断しています。これにより、データの抽出作業は約80%削減されています。
- - 人事評価アプリ: 評価の進捗を100%にし、従来の集計時間を50%短縮しました。これにより、評価の透明性とモチベーションの向上が図られています。
- - アセットマネジメント: 社内資産の管理が一元化され、月間で10時間以上の管理工数を削減しています。
- - 原価管理システム: 現場責任者が実行予算と請求データをリアルタイムに照合し、50%以上の時間削減に成功しています。
導入成功の声
「FineReportは非常に柔軟で、データベースと直結しているため開発の自由度が高いです。技術的な疑問が即座に解決されることで、安心して運用できています。」と、小田島組の髙橋係長と山本主任は述べています。
バリューテクノロジーのサポート
バリューテクノロジーは、国内でのBIツールの導入実績が最も多く、多様な業務課題を解決するための幅広いサポートを提供しています。「FineReport」は、データの可視化と入力を同時に実現する革新性が強みです。
このように、小田島組の事例は、データドリブン経営を実現するための重要な一歩であり、同社はこれからもDXの推進に力を入れていくことでしょう。