菅原一剛 写真集『DUST MY BROOM 2』
2024-07-18 10:21:30

写真家・菅原一剛が捉えた「美しいゴミ」の力。リサイクルと再生の今を映し出す写真集『DUST MY BROOM 2』が刊行

写真家・菅原一剛が、時代とともに変化する「美しいゴミ」を撮影し、”リサイクル”と“再生”をテーマにした写真集『DUST MY BROOM 2』(赤々舎)を2024年7月15日に刊行しました。

菅原一剛は、20年にわたり東北にあるリサイクル業界大手の株式会社青南商事の廃棄物処理の現場に通い続け、そこで目にした「ゴミ」の姿を写真に収めてきました。2009年には、それらをまとめた作品集『DUST MY BROOM』を刊行し、大きな反響を呼びました。

今回の『DUST MY BROOM 2』では、デジタル化や東北大震災、コロナ禍を経て変化した現代社会における「ゴミ」の姿が写し出されています。

中でも注目すべきは、表紙を飾る鉄塊の写真です。これは、リサイクル製品として加工を終え、海外に出荷されるために積み上げられた金属の山の中から菅原一剛が選び抜いたものです。数台の重機と機材を駆使した巨大なセットを屋外に組み、1億5000万画素の高精細なカメラを用いて撮影された、まさに鉄塊そのものが存在するかのような立体感と質感を湛えた写真です。

写真集には、リサイクル素材としての「鉄」の他に、再生素材として製品化されたプラスチックやペットボトルのフレークなど、さまざまな「ゴミ」の姿が収められています。

菅原一剛は、リサイクルを「処理」ではなく、”生み出す“活動へと進化させていくための新たな試みとして、この写真集を制作しました。

『DUST MY BROOM 2』は、私たちが日常的に捨てている「ゴミ」に目を向けることで、世界的な課題であるリサイクルについて改めて考えるきっかけを与えてくれる作品です。

写真集『DUST MY BROOM 2』概要



初版発行日:2024年7月15日
判型:H247cm×W189cm(B5変形)
仕様:上製本
頁数:226ページ
価格:本体5,000円+税(税込5,500円)

写真集『DUST MY BROOM2』について



本写真集には、リサイクル業界において、90%のリサイクル率を誇る重要なリサイクル素材「鉄(iron)」をはじめ、再生素材として製品化されたプラスチックやペットボトルのフレークなど、リサイクルの今とこれからを伝える作品全96点を収録。

展示会「DUST MY BROOM2」開催概要



菅原一剛写真展「DUST MY BROOM 2」in SEOUL

日時:2024年7月18日(木)〜7月31日(水)9:00am〜21:00pm(火曜定休)
場所:Look in side 1F PHOTO BOOKカフェ・2Fギャラリー 30-1,Dosan-daero17-gil,Gangnam-gu,Seoul,South Korea
料金:無料

菅原一剛プロフィール



1960年生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒。早崎治氏に師事後、フランスにて写真家として活動を開始。個展を多数開催するほか映画の撮影監督も手掛ける。1996年に撮影監督を務めた映画『青い魚』は、ベルリン国際映画祭に正式招待作品として上映される。2004年フランス国立図書館にパーマネントコレクションとして収蔵されるほか、韓国のハンミ写真美術館にも作品が収蔵される。2005年ニューヨークのPace/MacGill Galleryにて開催された『Made In The Shade』展にロバート・フランク氏と共に参加。2005年アニメ『蟲師』のオープニングディレクターを務めるなど活動は多岐に渡る。2023年青森県立美術館にて個展「発光」を開催。同年2月『MAKINO 植物の肖像』(北隆館)を刊行し、7月高知県立牧野植物園にて同名の「MAKINO 植物の肖像」展を開催。日本赤十字社永年カメラマン。大阪芸術大学客員教授。

写真集『DUST MY BROOM 2』購入



全国の書店の他、赤々舎オンラインショップやAmazonほか、ネットショップ等で順次販売予定です。

赤々舎オンラインショップ
http://www.akaaka.com/publishing/dust-my-broom-2.html


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会社情報

会社名
有限会社ストロベリーピクチャーズ
住所
東京都台東区浅草橋4-11-1 E-GAMIビル2F
電話番号
03-4283-5585

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