技育展2024決勝大会の開催概要
エンジニア学生による技術革新を促進するピッチコンテスト「技育展2024」が、2024年11月10日(日)に東京都港区のTOKYO NODE HALLで開催されます。このイベントは株式会社サポーターズが主催し、国内最大のエンジニア学生データベースを活用したもので、今年で4年目を迎えます。
この「技育展」は2020年に始まったもので、学年に関係なく参加できるエンジニア育成プログラム『技育プロジェクト』の一環として毎年実施されています。日本国内在住の学生や海外に住む日本籍の学生を対象とし、チーム構成も1人から5人まで自由に選べるため、幅広いバックグラウンドを持つ学生が集まります。昨年の大会では海外からの小中学生チームも参加し、多様性が増しています。
2024年の予選は9月17日に開始し、120チームがエントリー。その中から厳選された36チームが決勝に進出しました。この作品群は技術そのものの斬新さだけでなく、さまざまな社会課題の解決も視野に入れており、AIやロボティクスを用いた革新的なアイデアが期待されています。昨年の大会から参加した学生起業家も登場しており、地域経済への貢献を目指す情熱ある若者たちが育っているのが特徴です。
技育展2024の見どころ
今年の大会で注目されているのは、WEBやアプリケーションの開発に加え、ハードウェア技術を組み合わせた作品の増加です。特にゼロから個人開発したアプリを持ち寄るエンジニアたちが、本物の作品を自身の実績をもとに発表します。それに基づく数万ダウンロードの実績を持つエントリーもあり、極めてレベルが高いことが予想されます。さらに、トレンドの生成AIに関しても、ただ「生成AIを使う」というアプローチではなく、具体的な課題解決に結びつける作品が登場する見込みです。
これによって、学生たちがどのように技術を駆使して、実際の問題解決に挑むかを見られるのは、技育展の大きな魅力の一つです。過去には、各地でのハッカソンにも入賞した層の厚い参加者が揃っており、質の高いプレゼンテーションが繰り広げられることでしょう。
優勝作品の紹介
昨年の技育展2023では、長野大学の3年生が制作した「The SHITSUKAN」が優勝を果たしました。このプロジェクトは化粧品の質感を3DCGで再現するアプリで、大学の研究室の協力を得て開発されました。質感をリアルに再現し、ネット通販の際に実物とのギャップを解消するための手助けをする狙いがあります。視覚的に心を打つ作品が評価され、多くの支持を集めました。
技育プロジェクトの意義
技育展は単なるコンテストに留まらず、未来の技術者を育成する「技育プロジェクト」として位置付けられています。このプログラムでは、年間を通じて様々なイベントを実施し、技術者のキャリア形成を支援する取り組みを行っています。技育祭や技育博など、業界の第一線で活躍する人々と触れ合える機会を提供し、エンジニアとしての成長を後押ししています。
サポーターズは「自ら考え、自ら創る」エンジニアの育成を通じ、日本のデジタルトランスフォーメーションを加速させることを目指しています。これにより、次世代のエンジニアたちがグローバルな技術革新の先頭に立つことが期待されています。
サポーターズの会社概要
サポーターズは2012年に設立され、「カッコイイオトナを増やす」というビジョンを掲げ、主に新卒エンジニアの採用支援を行っています。過去には1000社を超える企業との提携を持ち、7万人以上の学生エンジニアにキャリア支援を提供してきました。現在も年間200イベントを実施し、多くの学生と企業にサービスを提供しています。